グランピングサウナ建築熊太一直島隈研吾
MAGAZINE

直島「SANA MANE」にサウナがオープン!隈研吾建築都市設計事務所が設計

SANA MANE 直島 サウナ

瀬戸内海に浮かぶ直島でグランピング型リゾート施設を営む「SANA MANE」。

今回、同施設に新たなサウナ施設「SAZAE」がオープンします。

設計は隈研吾建築都市設計事務所の隈太一氏が担当。

監修はサウナのプロデュースやイベントの開催などを手がけるTTNE株式会社です。

宿泊者のみが利用可能な完全貸切サウナとして2022年10月上旬にオープン、予約は9月末から受付開始を予定しています。

 

あなたの部屋に合うアートは?
「アート診断」

Q1.希望の価格帯は?

Q2.気になるジャンル・モチーフは?

国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
23件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
30件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
34件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
55件見つかりました!
診断をやり直す

直島のグランピング型リゾート「SANA MANE」

SANA MANE 直島 サウナ

瀬戸内海の穏やかな気候と美しい自然を有する直島は、現代アートの聖地として海外からも多くの観光客が訪れます。

グランピング型リゾート施設「SANA MANE」は、大自然、アート、リゾートの融合する幻想的な空間を提供する施設として2019年8月にオープン。

約3年前から施設内にテントサウナを設置していましたが、サウナーからの反響が大きく、新たなサウナ施設「SAZAE」の建設に至ったそうです。

 

SANA MANE 直島 サウナ

現在新設中の「SAZAE」は、その名が表す通り「巻き貝」を想起するような丸みのあるフォルムを特徴としています。

全体が美しく柔らかな曲線で型取られ、芸術的な存在感を放ちながらも、風景に溶け込むデザインが目を引きます。

 

SANA MANE 直島 サウナ

テント内に広がるのは、曲線と曲面で構成された神秘的な空間。

天に向かってゆったりと渦巻く壁面と、天辺に穴の空いた構造は、まさに貝殻の内部を思わせます。

採光は空から差し込む光と足元の間接照明のみで、季節や時間帯によって変化する自然の光を楽しめるようになっています。

通常のサウナは、熱気が上部に溜まるため、温度を逃さないようサウナ建築として天井の穴は避けられてきましたが、今回オリジナルの吸排気システムを導入したことで実現しました。

 

SANA MANE 直島 サウナ

座面は身体にぴったりフィットする曲線を描いており、素肌で触れても不快感のない質感の木肌で、ストレスなく汗を流せます。

水風呂は大人が大の字で寝転がって浸かれることができるほどの広さで、空を見上げて外気を存分に味わえます。

 

設計デザインは隈研吾建築都市設計事務所

SANA MANE 直島 サウナ

設計デザインは、有名建築家、隈研吾が主宰する隈研吾建築都市設計事務所の隈太一が担当しました。

 

隈太一

隈研吾建築都市設計事務所 取締役・パートナー
1985年東京都生まれ。東京大学大学院建築学専攻博士課程修了。2020年入所、同年よりパートナー。
担当作は「宜野湾海浜公園屋外劇場」「タカハマカフェ」等。

 

隈太一氏は、今回の設計デザインについて、以下のようにコメントしています。

鑑賞を前提としたものに使う、『体験型』という言葉が市民権を得て数年が経つ。

アートの島として知られる、直島にも数多くの体験型の作品がある。しかし、その多くはあくまで非日常を体験するものにとどまっている。

サウナはその本質として、じぶんと向き合う時間をくれる。「ととのい」という時間だ。

『Sazae』は、サザエ(サのつく貝)の外殻に着想を得た、1000枚以上の合板を積層したサウナである。

3D CADソフトを用い、熱環境、風環境のシミュレーションを行ったことで、最高の温熱と蒸気を体験できる。

一見、その形態の特殊性、複雑性から、直島の他のアートと同様に、作家の表現としてのアートにみえるかもしれない。

しかし、これは体験のその先、じぶんの内に向かい、そして、直島の自然をより深いレベル体験するための装置である。

 

また、サウナの監修を担当したTTNE株式会社 主宰の秋山大輔氏は以下のようのコメントを寄せています。

日本が世界に誇るサウナ-世界でも類を見ない圧倒的なデザインとコンセプト

この「SAZAE」はまさにチャレンジそのものです。

斬新なデザインが故にサウナではタブーとされる構造でも、様々なプロ達のプロジェクトメンバーで知恵を出し、サウナ体験自体も素晴らしいものにしたいという想いで乗り越えています。

サウナに入って“ととのった”状態は、心身ともにプラスマイナス0の自然体、つまり本来のあるべき元の自分の状態(元の気=元気)になっています。

この「SAZAE」では、圧倒的なデザインインパクトだけではなく、さらに自然の光や音を感じながら、自分自身もより自然とつながり、特別なサウナ体験を感じていただけると思います。

「SAZAE」での”ととのい体験”により、人が自然とつながり、アートとつながり、それが直島の魅力とつながっていくような体験を楽しんで頂けると思います。

 

プラン・料金・収容人数等、施設の詳細は後日発表予定です。

アートの島「直島」で、太陽の光や波や風の音をゆっくりと感じながら自分自身も自然とゆるやかにつながっていく、そんな特別な時間を過ごしてみては如何でしょうか。

 

SANA MANE GLAMP DOMES

住所:
〒761-3110 香川県香川郡直島町横防2182

TEL:
0878-13-3177

公式サイト:
https://sanamane.jp/

 

 

関連記事

映画「春画先生」10/13より公開!日本映画史上初、春画を無修正で上映

江戸時代に木版画技術の発達と共に流行し、いわゆるエロ本として人々に親しまれた「春画」。 春画の研究に没頭する変わり者の研究者とその弟子を中心に展開する異色の偏愛コメディ映画「春画先生」が、2023年10月13日より全国の劇場で公開

アンティークとは?骨董・ヴィンテージとの違いや魅力、都内のおすすめショップを紹介

「アンティーク」という言葉はインテリアや美術品を語る際によく使われます。インテリアに興味がある方でも、アンティークについては「何となく古いもの」という漠然としたイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。 そこで今回の記事

民藝とは?柳宗悦が興こした民藝運動・民藝館の成り立ちについて詳しく解説

最近ではセレクトショップでも見られるようになった「民藝」。 20~30代の若者の間でも、素朴な味わいのある「民藝」への注目が高まっているようです。 少しこだわって生活品を探している方なら、民藝品を買ったことがあるかもしれません。

三鷹の森ジブリ美術館の見どころを解説!オリジナルグッズも紹介

スタジオジブリのアニメーションの世界観を体感できる「三鷹の森ジブリ美術館」。 開館から20年たった今でも、なかなか予約が取れないほどの大人気の美術館です。 一度行くと何度でも行きたくなる、大人も子どもも夢中になる理由はどこにある

サマソニ2022 東京「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」開催、レアンドロ・エルリッヒらが参加

日本最大級の都市型ロック・フェスティバル「SUMMER SONIC(サマーソニック)」。 2022年のサマソニ東京会場では、国内外で活躍するアーティストたちによる大型アート作品展が開催されることになりました。 このイベントは文化庁が主催

TOP