【2023年】芸術祭・アートイベント7選!ヨコハマトリエンナーレ・奥能登国際芸術祭など
thisismedia編集部が、2023年に全国で開催される芸術祭・アートイベントおすすめ7選をお届け。
8回目の開催となるヨコハマトリエンナーレや、2回目の開催に向けて「はじまり展」が現在開催中の東京ビエンナーレ、現代アートチーム・目[mé]がディレクターを務めるさいたま国際芸術祭、能登半島・珠洲市を舞台に開催される奥能登芸術祭など、芸術祭とその関連イベントを7つご紹介します。
お近くにお住まいの方はもちろん、遠方の方もぜひ2023年のお出かけ、旅行先として検討してみてください。
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Study:大阪関西国際芸術祭 1/28〜
「Study:大阪関西国際芸術祭」は、2025年に大阪で開幕する「日本国際博覧会」と同時開催を予定している「大阪関西国際芸術祭」のプレイベントです。
芸術祭をプラットフォームに、経済を循環させ、雇用を生み出す為に、スタートアップや研究者、企業との連携による様々なプロジェクトが始動しています。
キュレーター
加須屋明子 / 沓名美和 / 四方幸子 / 丹原健翔 / パヴェウ・パフチャレク / プロダクション・ゾミア
参加アーティスト
アウンミャッテー / アウンミン / 秋山由衣 / 落合陽一 / 釜ヶ崎芸術大学 / 小松千倫 / コレクティヴ・ワスキ(ユリア・ゴラホフスカ、ヤゴダ・クフィアトコフスカ、下村杏奈)/ ダニエル・コニウシュ / タラス・ゲンビク / トゥアン・マミ / NISHINARI YOSHIO(西尾美也 + kioku手芸館「たんす」)/ NO ARCHITECTS + 林勇気 / 浜崎健 / ボグナ・ブルスカ / マルタ・ロマンキフ / ミコワイ・ソプチャク / ユリア・クリヴィチ / 葭村太一 など
Study:大阪関西国際芸術祭
会期:芸術祭2023年1月28日(土)~2月13日(月)、アートフェア2023年2月10日(金)~2月12日(日)
会場:グランフロント大阪(北館1階ナレッジプラザ / うめきた広場 サブスペース / うめきた広場 ポイントスペース / うめきたSHIPホール/ 北館地下2階ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター)/ 船場エクセルビル / 大阪府立中之島図書館 / THE BOLY OSAKA / 釜ヶ崎芸術大学 / kioku手芸館「たんす」
清流の国ぎふ芸術祭 4/22〜
豊かな自然に恵まれ、清流が県内を流れる岐阜県。
清流は里や街を潤し、東濃の陶磁器、飛驒の木工芸、美濃和紙、関の刃物、鵜飼など、岐阜県の豊かな伝統文化を育んできました。
岐阜県ではこの清流を新たな創造源として、新進気鋭のアーティストの発掘と育成を目的とした企画公募展「清流の国ぎふ芸術祭」を、2017年から3年に1回開催してきました。
第3回目にあたる今回は【「リアル」のゆくえ】をテーマとし、世代やジャンル問わず作品を公募。
入選作品は、岐阜県美術館に特別に設置されたキューブの中に展示されます。
公募審査員
入江経一 / 岩崎秀雄 / 北村明子 / 四方幸子 / 寺内曜子 / 森村泰昌 / 山極壽一
参加アーティスト
INAGAKI MOMO / 大西康明 / 岡ともみ / 奥中章人 / 北川純 / GengoRaw(石橋友也+新倉健人) / 小孫哲太郎 / 柴田美智子 / 身体企画ユニットヨハク / 千田泰広 / 千葉麻十佳 / 古屋崇久 / florian gadenne + miki okubo / 山本雄教
清流の国ぎふ芸術祭 第3回テーマ「リアル」のゆくえ
会期:2023年4月22日(土)~6月18日(日)
会場:岐阜県美術館 展示室
開催時間:10:00-18:00
休催日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌平日)
入場料:無料
奥能登国際芸術祭2023 9/2〜
能登半島の先端に位置し、三方を海に囲まれた珠洲市は、荒々しい海と波穏やかな砂浜の内海という2つの海をもつ、美しい自然景観が広がる街です。
古くは遣唐使、渤海使、北前船など、日本海の海上交流の場でもあった珠洲を舞台に、2017年秋からスタートした「奥能登国際芸術祭」は、今回3回目を迎えます。
海の幸・山の幸の伝統的な料理、祭り”キリコ”の乱舞、古い歴史を持つ珠洲焼、揚げ浜式の塩田、能登瓦など、珠洲に蓄積された生活様式や文化に根差し、国内外のアーティストが市民と協働しながら作品・空間制作を展開します。
総合ディレクター / 北川フラム
奥能登国際芸術祭2023
会期:2023年9月23日(土)~11月12日(日)
会場:石川県珠洲市全域
中之条ビエンナーレ 9/9〜
雄大な山々に囲まれた風景や、ラムサール条約に登録されている芳ヶ平湿原、古い歴史を持つ温泉郷、養蚕天蚕文化、民俗行事・祭事など美しい里山文化を誇る、群馬県中之条町。
中之条町を舞台に2007年から開催されているのが「中之条ビエンナーレ」です。
アーティストは山村地域に開かれたアーティスト・イン・レジデンスで滞在制作を行い、その成果を発表。
温泉街や木造校舎など町内各所でアート作品の展示、演劇、パフォーマンス、マルシェなどを行う予定です。
総合ディレクター / 山重徹夫
中之条ビエンナーレ
会期:2023年9月9日(土)~10月9日(月・祝) ※会期中31日間 無休
会場:群馬県中之条町 町内各所
東京ビエンナーレ2023
千代田区・中央区・文京区・台東区の4区にまたがるエリアを中心に開催される「東京ビエンナーレ」。
アーティストが東京のまちに深く入り込み、地域住民の方々と一緒に作り上げていく新しいタイプの芸術祭です。
2023年のテーマは「リンケージ つながりをつくる」。
市民参加型の継続的な取り組みを強めていくため、2022年からプレイベント「はじまり展」が都内各所で開催されています。
総合ディレクター
中村政人 / 西原珉
東京ビエンナーレ2023
会場:千代田区・中央区・文京区・台東区
さいたま国際芸術祭2023 10/7〜
第3回目を迎える「さいたま国際芸術祭2023」のディレクターに就任したのは、アーティストの荒神明香、ディレクターの南川憲二、インストーラーの増井宏文を中心とする現代アートチーム・目[mé]。
彼らが今回提示したテーマは「わたしたち」です。
目[mé]は、今回のテーマについて以下のコメントを発表しています。
あなたにとって「わたしたち」とは、誰を指すだろう。
日本を代表する「生活都市」さいたま。
人々が日本の中心地へ向かい、そして戻ってくる場所。
中心へ、あるいは発展の一途へと脈々と続けられる人間の行動を、とても間近に、そしてそっと側から眺める都市。
確たる「主体」というような、積極的な視点からは少しだけ身を引いた、漠然とした感性のあわいが留まる地。
この地域には語りきれないほど多種多様の魅力がある。
しかし、それをこうだと決定づけようとした瞬間、何かふっと大切なものが失われてしまう、そんな感覚を伴うことがある。
いつの間にか加担してしまうこの現実世界から少し距離を取るために、私が尚も「わたし」であり続けるために、決して誰かに明確に語られることなく、とても密やかに日常に繰り広げられる、人間の「無自覚」への微かな抵抗。
この客体的な空間さいたまから、芸術祭を、そして都市を、更にはこの世界を、もう一度「みる」。
気候変動、社会格差、分断、戦争。現代社会を取り巻く、 もはや私たち自身の加害性を抜きに語ることのできない様々な問題。
この時代を生きる私たちは、一体どのように「わたし」の延長線上に、この世界を捉えることができるだろう。
あらためて、私たちが「わたしたち」をみる。そんな機会を、このさいたまの地から届けたい。
── 現代アートチーム目[mé]
ディレクター
目[mé](荒神明香、南川憲二、増井宏文)
さいたま国際芸術祭2023会期:2023年10月7日(土)~12月10日(日)
メイン会場:旧市民会館おおみや
その他会場:RaiBoC Hall(市民会館おおみや)、大宮盆栽美術館、漫画会館、岩槻人形博物館、鉄道博物館、埼玉県立近代美術館、うらわ美術館、さいたま市文化センター、その他市内各所
ヨコハマトリエンナーレ2023 12/9〜
第8回目を迎える「ヨコハマトリエンナーレ2023」。
アーティスティック・ディレクターを勤めるのは、アーティストのリウ・ディン、美術史家 キャロル・インホワ・ルーの2人組です。
2007年より共同キュレーションを開始し、北京を拠点にヴェネチア、光州、イスタンブール、釜山など、世界の国際展で活躍する2人は、ヨコハマトリエンナーレ史上、最年少のディレクターとなります。
開催に向けてリニューアルオープンを予定している横浜美術館とプロット48をメイン会場として、初めて冬の時期に開催されます。
アーティスティック・ディレクター
リウ・ディン / キャロル・インホワ・ルー
ヨコハマトリエンナーレ2023
会期:2023年12月9日(土)~2024年3月10日(日)
会場:横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)、プロット48(横浜市西区みなとみらい4-3-1)ほか
いかがでしたでしょうか。
2023年も全国で多くの芸術祭が開催されます。
参加アーティストやチケット情報は、これから順次公開予定です。
ぜひ公式HPをチェックしてみてください。
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