2019/05/20

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絵が上手い芸能人・お笑い芸人15選

天は二物を与える!?
アートの才能を開花させた芸能人たち

「絵が上手い芸能人・芸人」
と言えば、どんな人が思い浮かびますか?

 

世界の北野武や片岡鶴太郎など、大御所アーティストとして活躍するマルチタレントから、鉄拳やバカリズムといったちょっと絵が上手いお笑い芸人まで、ひとえに「絵が上手い」といってもその種類は多種多様。

 

近年では、大野智や香取慎吾など、アイドルをしながら自身の個展を開催したり、ミュージシャンやモデルをしながら、自身のイラストやデザインをSNSに投稿する人たちも注目を集めています。

 

今回は、アートの才能を開花させたタレントの中でも、第一線で活躍する「本物のアーティスト」へと成長を遂げつつある方々15名をご紹介。

芸能界出身ならではのアート活動の魅力を探っていきたいと思います。

 

1.西野亮廣(キングコング)

「お笑い芸人」から「絵本作家」として一躍有名になったキングコングの西野亮廣さん。

現在では「西野亮廣エンタメ研究所」というオンラインサロンを開設。ビジネス書を出版するなど、肩書きは「芸人」でありながらその活動は多岐に渡り、「今最も注目されている芸人」といっても過言ではありません。

 

「えんとつ町のプペル」

2016年に出版し、現在、累計発行部数40万部を超えるベストセラーとなった絵本「えんとつ町のプペル」は、西野亮廣さんが手がけた4作目の絵本。

自分一人で制作するスタイルをやめ、自身が脚本&監督となり完全分業制で制作されました。

35人の作家の手によって描き上げられた美しい絵と感動的な物語はすぐさま話題に。

絵本の制作費はクラウドファンディング から募り、約1,000万円の資金調達に成功した彼は、その後も様々なプロジェクトでクラウドファンディングを活用。

2019年のプロジェクトでは支援金額が2億円を超えるなど、現在もその記録を塗り替えています。

現在、絵本の内容は「新R25」で無料公開されています。

大ヒット中の絵本『えんとつ町のプペル』を全ページ無料公開します(キンコン西野)

 

各地で個展を開催

絵本の発表に合わせて開催された原画展にも、クラウドファンディングが活躍しました。そのプロジェクトがこちら、

キングコング西野の個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい!

このプロジェクトは、絵本の原画を特殊なフィルムに印刷しLEDライトで照らすことで幻想的なアート作品として多くの人を魅了したい、というもの。しかも入場は無料。

プロジェクトの開始後から支援者が殺到し、その支援額は4600万、支援者の数は5,189人と日本最高記録を達成しました。

「えんとつ町のプペル 光る絵本展」はその後も全国で開催され、2017年には来場者50万人を突破。

また、ミラノ・ロンドン・ヘルシンキ・ホーチミンなど、世界各国で展示を開催。「えんとつ町のプペル」は世界で愛される絵本となりました。

 

2.大野智(嵐)

人気アイドルグループ「嵐」の中でも、特に個性的な存在感を放つ大野智さん。

ダンス、歌など多彩な才能を持つ彼ですが、その魅力の1つとして知られているのが「アーティスト」としての活動です。

小学生の頃から趣味として絵を描いていた彼は、嵐の結成前にイラストレーターになりたい夢を諦められず、一度はジャニーズ事務所を辞める決意をしたことあるそうです。

嵐の解散宣言の際にも、彼のそうした趣味や目標が関係しているのでは無いかと報道されました。

 

作品集が25万部を突破

 

2008年に開催された初の個展「FREESTYLE」は大きな話題となり全国6カ所で開催、累計10万人を動員しました。

また、彼の作品集は累計25万部を売り上げるロングセラーとなります。

 

上海で個展を開催

初の個展が中国のイベントプロデューサー・王瑠迦の目に留まり、その7年後には上海で初の海外での個展「FREESTYLE 2015 楽在其中」を開催。

来場者が参加し一緒に1つの絵を完成させるといった、参加型アートの展示もファンの間で話題となりました。

同年には日本でも2回目の個展「FREESTYLE  Ⅱ」を東京、大阪の2ヵ所で開催。

この展示に合わせて販売された作品集は約17.6万部を売り上げ、2015年のオリコン「本ランキング」の写真集部門で1位に輝きました。

 

「24時間テレビ」Tシャツで草間彌生とコラボ

2013年には「24時間テレビ」のチャリTシャツを有名現代アーティスト・草間彌生さんと共同で制作。

大野智さんはこの前にも2008年にチャリTシャツのデザインを手がけており、2012年には現代アーティスト・奈良美智さんとも共同制作していますが、草間彌生さんとのコラボTシャツではなんと史上最高の124万4,469枚を売り上げました。

 

3.香取慎吾(元SMAP)

人気アイドルグループ「SMAP」の解散後、より一層アーティストとしての頭角を現してきた香取慎吾さん。

勢力的に制作活動に取り組み、初の個展を開催するなど、近年特に話題となっている芸能界出身のアーティストです。

SMAP時代にも番組で自身の作品を披露するなど、その才能はずっと注目されていましたが、アート界でどんな存在になっていくのか今後も目が離せません。

 

香港でストリートアートを発表

2018年3月にはアーティストとして「香港アートマンス」のプロジェクトに参加。

香港島にある世界一長いエスカレーター「中環至半山自動扶梯」の壁に巨大なウォールアートを制作しました。

歴史的建造物をリノベーションした「大館(タイクン)」や、色鮮やかなウォールアートが街中に溢れるソーホー地区など、新しいアートスポットが続々生まれ、アジアのアート市場の中心的存在になりつつある香港。

ここでの制作は、彼の本格的なアーティストとしてのスタートを予見させました。

 

ルーブル美術館で初の個展を開催

同年9月には、自身初となる個展「NAKAMA des Arts」をパリのルーブル美術館で開催。

この展示は日仏友好160周年を記念した日本文化・芸術の祭典「ジャポニズム2018」の一つとして企画されたもので、正確にはルーヴル美術館ではなく美術館に併設された無料展示スペース「カルーゼル・デュ・ルーヴル」での開催でした。

「ルーブル美術館で開催」という国内での報道には批判もありましたが、開催初日には午前9時の開場前から会場を取り囲むように長い行列ができ、フランス、日本だけでなくドイツ、香港、ロンドンなどからも観客が訪れました。

 

日本初の個展「BOUM! BOUM! BOUM!」が大きな話題に

2019年3月には、日本での初個展となる、サントリー オールフリー presents「BOUM! BOUM! BOUM!」が豊洲にある国内初の客席回転劇場「IHIステージアラウンド東京」で開催されました。

ルーブル美術館で発表された約110点の作品に加え、この展示のために制作された巨大インスタレーション作品を発表。

ファンの前でライブドローイングを発表するなど、会期中も作品がアップデートされていく画期的な展示となりました。

 

4.木梨憲武(とんねるず)

人気お笑いコンビ「とんねるず」の木梨憲武さんも、アーティストとして有名な芸能人の一人です。

その多彩な才能はテレビでもお馴染みですが、お笑い芸人、俳優として数々の番組・映画に出演。また歌手としても有名です。

パリでの番組撮影中、セーヌ川の絵をマーカー1本で書くように言われたのがきっかけとなり、本格的にアーティスト活動を開始。その後国内で9回もの個展を開催しています。

自由奔放なコメディアンスタイルは彼のアート作品からも伺うことができます。

 

代表作「リーチアウト」シリーズ

木梨さんのシリーズ作品として有名なのが「リーチアウト」と題された、掌をモチーフにした作品です。

彼のライフワークとも言えるこのシリーズについて、自身はこう語っています。

近づく手。繋がる手。助けを差しのべる手。“リーチアウト”と名付けたアートシリーズで、僕は何百という手のモチーフを描いている。ここで表現している事は、“人と人の結びつき”。これは僕にとって、人生の中で一番大切なこと。

 

2015年ニューヨークで初の海外個展を開催

これまで9回もの個展を全国の美術館、ギャラリーで開催。地名度もあり、各地で多くの来場者を獲得しています。

2015年にはニューヨークで初の海外個展を開催。多くの在米日本人やニューヨーカーたちが会場に詰めかけ、大盛況のうちに終了しました。

2018年にはロンドンで海外2回目となる個展を開催。

2020年には上野の森美術館で大規模な個展を開催する予定になっており、日本のアートを盛り上げる1アーティストとして、今後もますます存在感を増していきそうです。

 

5.くっきー(野生爆弾)

お笑い芸人「野性爆弾」として多くのバラエティ番組に出演するくっきー。

下積み時代からコントの小道具を自作していた彼は、ネタ作りをきっかけにアート、音楽といった多彩な才能を発揮。バラエティの世界でも一味違った存在感を放っていました。

趣味で描いていた絵がアートとしての価値を見出されると、「肉糞太郎」というアーティスト名で活動を本格的にスタート。

NYのアート市場でも高く評価されるなど、驚異のスピードでアート界への階段を登っている新進気鋭のアーティストと言えるでしょう。

 

国内外で展示イベント「超くっきーランド」を開催

2017年から「世界一面白い最狂の展示会」をコンセプトとした個展「くっきーランド」を開催。

ラフォーレ原宿で開催された初の展示には、3日間で1万人以上のファンが集まり、その後も全国に巡回しています。

初の海外個展となる、台湾で開催された「超くっきーランド in 台北」は1ヶ月で10万人以上を動員。

NYにも進出し、現在はパリでの開催を目標にクラウドファンディングで支援を呼びかけ、1400万円の支金調達に成功しました。

天才たちが認めた鬼才。野性爆弾くっきーの独特すぎる世界観を世界中にお届けしたい!

 

NYで「もっとも注目するアーティスト5人」に選ばれる

2019年4月には、ニューヨークで行われたアートフェア「Artexpo New York」に出展。

ギャラリスト・コレクターなどアート関係者3万5000人が来場する世界最大のアートフェアで、くっきーの作品は注目を浴び、「もっとも注目するアーティスト5人」に選出。

出展作品5点が合計1,100万で購入されるなど、アート作品としての価値を証明するこの事件の様子は「情熱大陸」でも紹介されました。

 

6.浅野忠信

イケメン俳優として人気の高い浅野忠信さん。

日本アカデミー賞優秀主演男優賞をダブル受賞した経験も持つ実力派俳優でありながら、音楽バンド「SODA!」のリーダーとして勢力的に音楽活動を続けるマルチタレントの一人です。

独特な世界観を放つ彼のドローイングが近年SNS上で話題となり、アーティストとしての頭角を現し始めています。

 

撮影の合間に描いたドローイングがSNSで話題に

 

浅野忠信さんは、自身のInstagramに投稿されたドローイングがきっかけで、アート活動が知られるようになりました。

ドローイングを描くようになったのは、13年に中国で撮影された映画「羅曼蔕克消亡史」での長い待ち時間でのこと。

映画の台本やスケジュール表の裏、ホテルのロゴの入ったメモ帳、薬袋などに何となくボールペンで描きはじめたドローイングや四コマ漫画に「シンプルすぎる」「ストーリーがわからない」といった感想が寄せられSNS上で評判になりました。

5年間描き続けたドローイングは3634枚という膨大なものになり、現在は色を使った作品を多く制作しています。

 

ワタリウム美術館で初の個展を開催

2018年には、ドローイング700点を公開する「TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展」をワタリウム美術館で開催。

会場内には自身が作曲したBGMが流れ、まさに浅野忠信ワールドを体感できる空間となりました。

「蛇口の水が止まらない」と題された作品集には、SNSに投稿されたドローイング500枚とCDが収録されています。

 

7.平野ノラ

自身のInstagramに公開した作品がファンの間で話題となり、個展開催が噂されている平野ノラさん。

バラエティ番組「ナカイの窓」でもその才能が紹介されるなど、今後の活躍に注目したい芸能人の一人です。

ビビットなカラーと女性らしさを持つバブリーな彼女の作品は、まだその一部がSNSで公開されているのみですが、アーティストとしての才能を十分に感じさせます。

 

絵をはじめたのは、夢への挫折がきっかけ

今や人気お笑い芸人としての地位を確立した彼女にも、お笑い芸人になるまでは挫折の期間があったそう。

芸人への道を諦めて引きこもり生活になったのをきっかけに、突然絵を描きはじめました。

当時の心境を自身はこう振り返っています。

ごく普通の生活の中に目標とか、したい事がなくなってしまって、正直人生に“挫折”を感じてしまいました。 ずっと部屋にこもって、時間も忘れてただひたすら絵を描くという毎日の行動に至ってしまったんです。

病んでいましたね。異常だったと思います。余白のない詰め込んだイラストばかり…巻物にまで描いていました。すごい数の作品ができて、ちっちゃい個展まで後に実際開いたほどでした。その時の感情を今も説明はできません。

 

「個展開催」を目標に製作中!

2019年2月、バラエティ番組「ナカイの窓」で彼女の絵が紹介されました。

その才能に驚く出演者たちに、嵐の大野智から「個展をやったほうがいい」と勧められたことを告白。

「年内には個展を開く」と宣言し、開催に向けて勢力的に制作活動を行っています。

マネージャーのツイートからも、彼女の目標が着実に現実化していることが伺えます。

 

8.北野武(ビートたけし)

「世界のキタノ」として世界から高い評価を受ける北野武(ビートたけし)さん。

海外では日本を代表する映画監督として知られており、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞、フランス芸術文化勲章の一つであるコマンドゥール章を与えられるなど、北野作品の芸術性の高さは世界から認められています。

そんな彼も絵に情熱を傾ける芸能人の一人。芸術をテーマにした番組「たけしの誰でもピカソ」で、アート・音楽・舞台など様々なジャンルで活躍するアーティストを紹介していた時代も懐かしいですね。

 

映画「アキレスと亀」

14作目となる監督作品「アキレスと亀」は、売れない画家の半生と彼に連れ添う妻の献身的な愛を描いた自伝的映画です。

映画を発表するも不評が続いていた頃、彼が行き着いたのは「アートをやってるだけで幸せである」という答えでした。

北野監督は、本業の合間に描きためていた絵を使って映画を撮ろうと決意。自身の絵を見て才能がない事を自覚し、「じゃあ才能のない画家の映画を撮ろう」という事で制作されました。

この作品の後に制作した「アウトレイジ」がカンヌ国際映画祭にノミネートされ、再び世界で高い評価を受ける事となります。

 

絵本「ほしのはなし」

北野さんは、2010年にパリのカルティエ財団で個展「絵描き小僧展」を開催するなど、趣味の絵をこれまで何度か発表してきました。

2012年には自身初となる絵本「ほしのはなし」を出版。

本を飛び出して大きな星空が現れるこの絵本は、感動的なストーリーとその仕掛けによって子供からの評価も高く、第47回造本装幀コンクールで「日本印刷産業連合会会長賞」を受賞しています。

 

 

9.片岡鶴太郎

大御所芸人でありアーティストとしても知られる片岡鶴太郎さん。

近年では画家としての活動がメインとなり、「オレたちひょうきん族」で大ブレイクした芸人としてのイメージが薄くなっていますが、芸人、画家、俳優、歌手、書家、プロボクサー、ヨガ実践家など様々な肩書きを持つ彼は、究極のマルチタレントと言っても良いでしょう。

 

きっかけはタモリさん

片岡鶴太郎さんが画家活動を始めるきっかけを作ったのは、なんと有名司会者・タモリさん。

「笑っていいとも!」でタモリさんが片岡鶴太郎さんの絵を紹介すると、番組終了後に現代アーティスト・横尾忠則さんから「本当に鶴ちゃんが描いたの? 僕の絵と交換してよ」と電話が。

横尾さんが「これからも絵を描いた方がいいよ」と言われたのをきっかけに、絵の道に進むことを決意しました。

キングコングの西野さんも、お笑い芸人としての人生に挫折感を感じていた当時、タモリさんに「お前、絵を描け」と言われたのがきっかけで絵本作家としての道をスタートしたと語っています。

鶴太郎さんのような方たちの人生を側で見ていたからこそ、タモリさんはこうした助言をできたのかもしれません。

 

全国に4つの美術館をオープン

画家としての道を突き進んだ鶴太郎さんは、2001年にはパリで初の海外個展を開催。2013年には、横綱・白鵬関の化粧まわしのデザインを担当。2015年には書の芥川賞と言われる「第十回手島右卿賞」を受賞するなど、絵を始めとして様々なジャンルでその創造力を発揮しました。

自身の作品・グッズをHPで販売している他、草津・山中温泉・福島・伊万里の全国四ヶ所に美術館を開設し自身の作品を公開しています。

 

次男も同じく画家の道へ

片岡鶴太郎さんの3人いる息子さんも、それぞれ多彩な才能を発揮している事で有名です。

長男の荻野貴匡さんは、プロボクサー・俳優を経て居酒屋チェーンを経営する会社の社長に。三男の荻野聡士さんはプロの料理人。「吉兆」での修行を経て現在は「銀座奥田」で副料理長を務めています。

そして、ミュージシャンとして活動していた次男・荻野綱久さんの画家への転向が2018年に報道されました。

元々音楽制作の傍ら、趣味で油絵を描いていた荻野綱久さん。「Monte Carlo Gallery」で日本人初となる個展を開き、アーティストとしての大きな一歩を踏み出しました。

父の鶴太郎さんの和テイストの水彩画とは全く異なる、エネルギッシュで斬新な現代アートを多く発表しています。

 

10.ジミー大西

「画家へ転身した芸人」と聞いて、ジミー大西さんがまず思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか。

テレビ番組をきっかけに絵を描きはじめると、その絵が専門家に大きな評価を受けるようになります。

芸人としての絶頂期に画家への転向を決心し、国内で広く評価される画家として成長しました。

お笑い界一の天然キャラとして、現在でもバラエティ番組に時々登場していますが、現在の彼の活動については不明な部分が多く、一般にあまり知られていないようです。

 

平成の山下清

ジミー大西さんが絵を始めたのは、人気番組「世界ウルルン滞在記」の収録中でのこと。

番組中に描いた絵が専門家たちに大きな評価を受けると、その後も彼の絵に注目が集まるようになります。

1993年に初の個展を開くと、シュールな世界観と緻密でカラフルな画風で一躍脚光を浴びました。

島田紳助からは「平成の山下清」と称えられ、同じく尊敬する芸人・上岡龍太郎から絵を褒められると、彼は画家への転身を決心。

「芸術は爆発だ!」のキャッチフレーズで有名な画家・岡本太郎も「君は画家になりなさい」と手紙を送っています。

 

グッチ新宿店で「ドリームワークス展」を開催

画家へ転向した後、NYやスペインなど世界を旅しながら絵を描く生活を続けたジミー大西さん。

自身の作品がボジョレーヌーボーのラベルデザインに2度起用されるなど、着実に国民的画家の立ち位置を築いていきます。

2012年にはGUCCI(グッチ)新宿店で「ジミー大西 ドリーム ワークス展」を開催。

大西さんの絵が約20点展示され、カラフルな動物モチーフの立体作品がショーウィンドウを彩るなど大きな話題を呼びました。

 

筆を折りバラエティーに復帰!?

海外を転々とする画家生活を続けていたこともあり、テレビへの出演は転向後、ほとんど無くなっていったジミー大西さん。

レギュラー出演していた「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」では、罰ゲームにビデオ出演という形で参加しており、ダウンタウンの松本人志さんは「画伯は今ではこの番組ぐらいにしか出てくれませんから」と語っています。

しかし、2016年以降は画家としての活動を突然中断。再びバラエティの世界に復帰しました。

復帰理由について、本人から話を聞いたというナインティナインの岡村隆史さんは自身のラジオ番組でこう語っています。

ジミーさんが、焼き鳥屋さんでアルバイトを募集してるのを見て。「時給850円」って書かれてて。焼き鳥屋さんでその募集のヤツ見たんですって。

ほんで、「アレ?」って思って。ジミーさんって、絵を描いてはるじゃないですか。絵を描いてはるから、「絵を描いて、大体、時給どれくらいなんやろな?」って思って、計算したんですって。

ほんなら、時給350円くらいやったんですって。何時間もかけて絵をガーって描いてるけど、計算したら350円くらいやって分かった瞬間、筆を全部折ったんですって、バキバキに。

「もう、描きたない」言うて。だから、「これからバラエティで頑張っていく」って言うてはった。「絵はもう、イヤや」って言うてはりましたわ。

 

11.忌野清志郎

RCサクセションのボーカルとして有名な忌野清志郎さん。彼もまた絵を趣味にしていたミュージシャンの一人。

奇抜な衣装とメイクはまさに、彼の独創的でアーティスティックな世界観を表しています。

日本の「キングオブロック」と称されるほどの才能を持つ彼ですが、高校時代から油絵を描いており、母校のOBによるグループ展に毎年出品。アルバムジャケットや書籍の表紙にも彼の絵が使用されています。

自身は「音楽で生計を立てられなければ絵描きになるしかなかった」と語っています。

 

「ぼくの好きな先生」

「僕の好きな先生」はRCサクセションの1stアルバム『初期のRCサクセション』のシングルカット曲として1972年にリリースされた楽曲です。

高校時代の恩師を歌ったこの曲がヒットし、RCは一躍有名となりました。モデルとなった恩師・小林晴雄さんは清志郎さんの担任の先生であり、また美術部顧問でもありました。

RCサクセションとしての活動で高校生活が疎かになってしまった際、その姿に寄り添い、親身になってくれた先生の姿に惹かれ、清志郎さん自身も絵画制作にのめり込むこむようになっていったのです。

アーティストとして才能を開花させた清志郎さんにとっての「先生」。楽曲中の歌詞には清志郎さんが恩師である小林先生に向けた愛の言葉が綴られています。

 

絵描きとしての裏側に迫るドキュメンタリー

圧倒的なセンスと才能で世の中にインパクトを与え続けてきた忌野清志郎さん。彼の人生とはまさにロックとアートによって形作られてきました。

清志郎さんがこれまでに制作した油絵やイラスト、漫画に自画像はおよそ500点にのぼります。清志郎さんはそれらの絵に、どんな思いを込めて描いたのか。

自筆の日記、雑誌の取材テープの肉声など数々の資料と、親交が深かった人たちの証言から、清志郎の知られざる姿を描いたファン必見のドキュメンタリー映像となっています。

 

12.光浦靖子

お笑いコンビ「オアシズ」としてテレビ・ラジオで引っ張りだこの光浦靖子さん。

バラエティー番組はもちろん、お笑い界きっての才女としてクイズ番組でも活躍されており、テレビで見かけない日がないほど。さらに、NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」では、女優として味のある演技を披露するなど、マルチな才能を発揮しています。

そんな多芸に飛んでいる光浦さんですが、最近では手芸の分野においても注目を集めているようです。

 

幼少期から「手芸」に夢中

光浦さんが手芸と出会ったのは小学三年生の時のこと。当時手品クラブと間違えて、手芸クラブに入ってしまったことが始まりのようです。

できることが増えるにつれて手芸の面白さに取り憑かれ、瞬く間に腕を磨いていった光浦さん。大人になっても手芸熱は途切れることなく、ビーズ、編みぐるみ、刺繍、巾着袋と、代表的な手芸を一つ一つマスターしていきました。

今では趣味の域を超えたニードルフェルトなども習得し、プロ顔負けの腕前を披露しています。

 

可愛いフェルトのブローチが話題に

光浦さんが得意としているのは、ニードルフェルトブローチと呼ばれる、羊毛を専用の針でつつき、繊維を絡ませることでカタチを作っていく手芸です。

100均などでも「羊毛フェルトキット」などという名前で販売されているので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし100均のキットも光浦さんの手にかかると、モデル作品とは全く別物のおしゃれで可愛らしい作品に生まれ変わるのです。

光浦さんらしい独特の世界観が見事に表現されている作品は、手芸界でもかなり人気が高く、今では「ニードルフェルトのカリスマ」などと呼ばれています。

 

「ブローチ集」を出版

これまでに3作もの手芸本を出版している光浦さん。

どの手芸本も個性あふれる仕上がりとなっており、2012年に発売された「男子がもらって困るもの」はタイトルだけで思わずクスッと笑ってしまうような、ユーモア溢れる作品集となっています。

今まで手芸に興味がなかったという方も、斬新な切り口から手芸の世界を覗くことができるのでとってもおすすめです。おしゃれで可愛い、かつインパクトも抜群の光浦さんのブローチ、ぜひチェックしてみてください。

 

13.片桐仁(ラーメンズ)

お笑い芸人として、現在は俳優としても有名な「ラーメンズ」の片桐仁さん。多摩美術大学出身の芸能人としても有名な、根っからのアーティスト芸人です。

相方の小林賢太郎さんから、大学の卒業間近に「絵を売りたいのならば名前を売ってからでも遅くない」と口説かれ他のが芸人を始めたきっかけだそう。

現在は「ラーメンズ」として不定期に活動しながら俳優業をメインに活躍しつつ、趣味の粘土工作を展示・販売するなど、美大出身の特技を生かした活動を行なっています。

 

ユニークな「粘土工作」が話題に

美大在学時から絵よりも粘土や木彫作品の評価が高かったという片桐仁さん。

1999年から漫画誌で粘土作品の連載を始め、相方の小林さんから「お笑いの方向にももっていけるおもしろい作品」というアドバイスを受けたのが、一風変わった粘土作品を作るきっかけになったそうです。

「炎天剣・ギリギリ君」や、「鯛Phone5」といったユーモアと過剰なまでのリアリティ、しかも実用性のある粘土作品を次々を発表し、SNS上で大きな話題となりました。

 

全国で「ギリ展」を開催7万5千人を動員

2001年頃から少しずつ作品を個展で発表していた片桐さん。SNS等での高い評判を受け、2015年からは「不条理アート粘土作品展「ギリ展」」が全国18箇所のイオンモールで開催されるなど、より粘土作家としての知名度が上がっています。

また、2019年には「ギリ展」の台湾での開催を目的としたクラウドファンディングを開始。1ヶ月半で649人の支援者と667万円の資金を集めるのに成功し、現在は初の海外進出に向け制作に集中しているようです。

 

14.小林賢太郎(ラーメンズ)

「ラーメンズ」の相方として有名な小林賢太郎さん。

片桐仁さんと同じく多摩美術大学出身で、現在はお笑い芸人だけでなく、劇作家・演出家・アニメ監督・漫画家・翻訳家・絵本作家など実に幅広いジャンルで才能を発揮しています。

お笑い芸人時代からコントに対する並外れた情熱を持っており、独自の世界観と美学によって作り出される彼のコントは「アート」と称されるほど。

現在は演劇に軸足をおきつつ、翻訳家・作家としての活動をメインにしている小林さん。どんなジャンルに活動の幅を広げていくのか、今後も目が離せません。

 

「小林賢太郎が コントや演劇のために つくった美術 展」

2014年には東京で初の個展「小林賢太郎が コントや演劇のために つくった美術 展」を開催。

コントや舞台、映像作品のために彼が制作した作品たちが公開されました。

コントの内容だけでなく、そこで使われる小道具やセットにも絵の才能を発揮し、細部までこだわりを持つ小林賢太郎さん。

会場の一角にはアトリエの一部を再現。作品が生み出される作業机や、実際に使用している画材など制作の裏側を見ることができる展示は約4万人を動員し人気を博しました。

 

15.押切もえ

「CanCam」の人気モデルとしてかつて絶大な人気を誇り、2016年にはプロ野球選手の涌井秀章と結婚。

現在も一児の母として、モデルとして活躍されている押切もえさん。

モデルとしての活動以外にも、2013年には長編小説『浅き夢見し』で小説家デビュー。2016年に発表した第2作『永遠とは違う一日』が山本周五郎賞候補となるなど、実は多方面で才能を開花させており、まさに「天は二物を与える」と言いたくなるような存在です。

 

「二科展」に初出品で入選、その後も続けて入選

2015年、初出品となる絵画「咲くヨウニ」が二科展に入選。

幼少期から絵を描くのが好きだったという押切もえさん。26〜7歳の時に、テレビ番組の企画で水彩画を描いてから、あらためて絵を描くようになったそうです。

 

二科展にはその後も続けて入賞を続けており、現在も主婦業の傍ら制作を続けているようです。

最近では「デザインあ」にも出演するなど、アート関係のお仕事もちらほら。公式Instagramでは展覧会に行った写真を投稿するなど、アートのある日常を楽しむ様子が伺えます。

 

まとめ

いかがでしたか?今回はアートの世界で才能を発揮されている芸能人・芸人を15人ご紹介しました。

「絵が上手い」と言われるタレント・芸人は他にも多く知られていますが、それぞれジャンルや表現方法が異なり、本職以上の活躍を遂げている人も少なくありません。

今回ご紹介した方々を振り返ると、彼らは単に「絵が上手い」だけでなく、何事にも自身のこだわりを貫き、様々なジャンルで才能を発揮していることが共通点として浮かび上がってきます。

芸能人がアーティストとして活躍する事に対して、アーティストとして元々活動している人達からは批判的な意見もしばしば見られますが、彼らの知名度があってはじめてアートと社会が繋がる可能性も広がります。

作品自体の批評は別として、彼らのブランディング戦略からアーティストが学ぶべきことは今後ますます増えていきそうです。

 



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