関東の美術館(56件)
-
ワタリウム美術館
(watari-um museum)スイスの建築家マリオ・ボッタの設計により1990年9月私設美術館として開館した、現代アートの美術館。
世界的な視野のもとで建築、写真、映像メディア、デザインなどの展覧会を企画しています。
展覧会作りの世界的な専門家を招き、コンテンポラリーアートの発展に国際的に貢献しているアーティストの参加を実現。日本やアジアのアーティストについても、丹念な関係構築を図っています。
展覧会に関連する講演会、ワークショップ、パフォーマンス、コンサート、上映会、ギャラリートーク、子供のための教育プログラム、国内外の展覧会見学ツアーの実施などの活動も精力的に展開。
国際的アートにおける日本の位置の再検討を迫る場として、高いレベルの挑戦をし続けています。
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6 -
ホキ美術館
(HOKI MUSEUM)日本初の写実絵画専門美術館。世界でもまれなこの独特な美術館は、2010年11月に千葉市緑区に開館しました。コレクションは、医療用製品メーカー・ホギメディカル創業者、保木将夫が収集した写実絵画作品約480点から成っています。ホキ美術館のギャラリーは、所蔵作の写実絵画を最適な環境で鑑賞できる空間を追求した設計。昭和の森に隣接した立地で自然光を展示空間へと導き入れ、展示照明は全館ほぼLED照明を採用。壁面の目地、ピクチャーレールやワイヤーを排除しプレーンな壁と絵画しか存在しない室内とすることで、細密な写実画の繊細さを壊さない環境を作り上げました。世界最大の森本草介コレクションをはじめ、巨匠から若手までゆっくりと一枚の絵に向き合い、写実の美の世界を味わうことのできる美術館です。
〒267-0067 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15 -
神奈川県立近代美術館
(The Museum of Modern Art)日本で最初の公立近代美術館として1951年に開館、ニューヨーク近代美術館などを範としながら、常に国内での先導的な役割を担ってきた美術館です。開館記念展の「セザンヌ、ルノワール展」以来、外国作家展や数々のテーマ展、とりわけ高橋由一、萬鉄五郎、黒田清輝、佐伯祐三、松本竣介など日本近代の重要な作家の展覧会を開いて、日本美術史の組み立てに骨組みを与えてきました。2016年度より葉山館と鎌倉別館の二館体制となり、2017年より改修工に入った鎌倉別館は2019年秋にリニューアルオープンの予定。変化する時代を見極め世界に向けた広い視野を持ち歴史の中に今日的な課題を見出しながら、地域と豊かに結びつきつつ美術館の独自性と主体性を保つ。神奈川県立近代美術館は常にその命題を念頭に、今後の在り方を模索し続けています。
葉山館:〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1、鎌倉別館:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1 -
横浜美術館
(Yokohama Museum of Art)横浜美術館は1989年11月に開館した、国内でも有数の規模を誇る美術館です。
7つの展示室、11万冊を超える蔵書を揃える美術情報センター、ワークショップを行うアトリエなど、複数の施設があります。
建物は日本を代表する建築家、故・丹下健三氏による設計で、迫力のある外観と、吹き抜けが開放的なグランドギャラリーが特徴。横浜美術館の理念である「みる」「つくる」「まなぶ」を象徴する建物となっています。
19世紀後半から現代にかけての国内外の美術作品を幅広く所蔵し、ダリ、マグリット、セザンヌ、ピカソなど約1万2,000点を有します。
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号 -
川崎市市民ミュージアム
(KAWASAKI CITY MUSEUM)「都市と人間」という基本テーマを掲げて1988年11月に開館した、博物館と美術館の複合文化施設です。メインコンテンツは2つ。川崎の成り立ちと歩みを考古・歴史・民俗などの豊富な資料で紹介する博物館。川崎ゆかりの作品のみならず、都市に集まる人々の刺激から生み出されたポスター、写真、漫画、映画、ビデオなど、近現代の表現を中心に紹介する美術館です。基本テーマに基づき、常設・企画展や映像の定期上映を始めとして、コンサートやパフォーマンス、講座やワークショップなど様々な事業を展開しています。美術部門の需要なコレクションは漫画資料。19世紀のフランスの目から見た日本の姿や江戸時代の妖怪絵巻など、貴重な資料を所蔵しています。
〒211-0052 神奈川県川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内) -
茨城県天心記念五浦美術館
(Tenshin Memorial Muserum of Art)岡倉天心や横山大観などの五浦にゆかりのある画家たちの作品を中心に、1997年にオープンしたのが天心記念五浦美術館。茨城県の水戸市から約70km、福島県との県境にある五浦海岸に臨しています。五浦海岸は大小の入江と美しい松林やその海の波音により、「日本の渚100選」や、「日本の音風景100選」に選ばれている景勝地。 この地に、明治39年、絵画部門の日本美術院第一部が移転、岡倉天心をはじめとする五浦の作家たちが活躍しました。近くには六角堂や日本美術院跡地などの史跡が点在しているので、美術館帰りに散策を楽しむこともできます。
茨城県北茨城市大津町椿2083 -
川崎市岡本太郎美術館
(TARO OKAMOTO MUSEUM of ART)1989年代の終わりから1990年代の初めにかけて川崎市市民ミュージアムで開催された岡本一族の展覧会、そして岡本太郎による作品寄贈をきっかけに、1991年岡本太郎作品の専門美術館の建設が決定。そこから8年の時を経て、1999年に川崎市岡本太郎美術館が開館しました。常設展示室は従来の美術館展示の概念を突き破り、絵画、彫刻、家具など岡本太郎の多岐に渡る作品や思想とその背景を分かりやすく感動的に伝える構成に。また「自然と融合した美術館」をコンセプトとし、展示室を始めとするほとんどの施設を地下に配置、地上は「母の塔」を中心とする公園スペース、カフェテリアや湧水を利用した池や滝など、美術館機能だけでなく生田緑地の自然を十分に取り入れ、市民の憩の場となる設計が施されています。
〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5 -
水戸芸術館 現代美術ギャラリー
(Art Tower Mito)水戸芸術館は1990年にオープンした美術館とコンサートホール、劇場からなる総合施設です。市制100周年記念施設として建設されました。美術ギャラリーの名称は水戸芸術館現代美術センター。通常の美術館と違うのは、企画展示に主眼が置かれていること。そのため、収蔵品も、その企画に沿ったもののみがコレクションされています。展示室は9室。それぞれ、高い天井、外光を取り入れた明るい室内、白い壁といった特徴を持ち、壁に直接絵を描いたり、釘を打ったりすることも可能とするなど、使用方法の自由さも特徴です。テーマ性の強い展覧会が多く、現代アーティストの個展やグラフティ・アートの展覧会などは話題になりました。また、展示室9では「クリテリオム」というタイトルの若手美術家を取り上げる個展シリーズが人気です。
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町 1-6-8 -
横須賀市美術館
(YOKOSUKA MUSEUM OF ART)横須賀市の美術品収集が始められたのは1985年のことです。その後1996年に朝井閑衛門の作品が一括して市に寄贈され、そのことがきっかけで美術館建設が具体化することとなりました。当初からの構想は、三方を緑の山に囲まれ北側が海に向かって大きく開けるという恵まれた自然環境を生かした、開放的な美術館です。半地下構造で外の芝生広場から自由にアクセスでき、中はガラス越しに木漏れ日のような柔らかな光に包まれる吹き抜けの一体空間。展覧会を見に来た人やライブラリーを利用する人、公園を散策する人などが立体的に巡りながら気軽にアートに出会うことができるように、様々な工夫が施されています。コレクションは朝井閑右衛門、谷内六郎作品を中心に、横須賀・三浦半島や「海」に関係の深い近現代美術を収蔵しています。
〒239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4-1 -
栃木県立美術館
(Tochigi Prefectural Museum of Fine Arts)栃木県立美術館は公立の近現代美術館の先駆けとして、1972年にオープン。1981年には常設展示室が増築されています。コレクションの内容は、栃木県にゆかりのある美術家やフランス、ドイツ、イギリスなどのヨーロッパの近代、現代の美術を主として、版画や刺絵本、写真などを含めて約9000点にのぼります。企画展やコレクション展は年4回。マイセン磁器展示室では、18世紀から20世紀までの日本有数のコレクション約100点を、年4回の展示替えで紹介しています。
栃木県宇都宮市桜4-2-7 -
ポーラ美術館
(Pola Museum of Art)ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年間にわたり収集した美術品を基に、2002年に開館された美術館。コレクションは西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、古今東西の化粧道具など総数1万点にのぼります。化粧品メーカーのポーラは1976年にはポーラ文化研究所、1979年にはポーラ伝統文化振興財団、1996年にはポーラ美術振興財団を設立し、人の美、人の粧い、そして内面の美や心の豊かさを常に探求してきました。その信念の結実が、芸術や美術を通して心の豊かさによる内面からの美しさを広く伝えるこのポーラ美術館です。建物の建築に際しては「箱根の自然と美術の共生」を大事にし、展示室には「7月のパリの夕暮れ」を再現した光ファイバーによる照明を採用。優れた作品と緑の自然、光の織りなす美の世界を堪能できます。
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 -
宇都宮美術館
(Utsunomiya Museum of Art)宇都宮市の市制100周年を記念して1997年にオープンした宇都宮美術館。テーマは「地域と美術」「生活と美術」「環境と美術」です。収蔵品は、国内外のポスター、デザイン家具などを作品に加え、宇都宮市にゆかりのある美術作品を収集・公開しています。この宇都宮美術館、場所は宇都宮氏郊外の「うつのみや文化の森公園」内にあり、公園内の自然と景観に配慮して低層構造をしています。展示室は3室。それぞれガラス壁をメインとしたホールと廊下で繋がれています。これまで行われたプロジェクトの中でも反響の大きかったのは、2014年のおじさんの顔が浮かぶ日」というもの。12月14日と21日に、地元の男性の顔をそのまま写した巨大な「おじさん気球」を飛ばし、人気を呼びました。
〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077 -
箱根 彫刻の森美術館
(THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM)彫刻の森美術館は、箱根の四季折々の雄大な自然を生かして1969年に開館した、国内で初めての野外美術館です。箱根の山々が望める7万㎡の緑豊かな庭園に、 近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が常設展示されています。彫刻の森美術館の最大の魅力が野外彫刻。豊かな自然と調和し、時間や天候、季節によって様々な表情に変化します。野外彫刻ならではの高さと重量感も圧巻で、一部の彫刻には柵を設けていないため、間近で作家の感性を堪能することができます。野外庭園と屋外展示の彫刻のほか5つの室内展示場や天然温泉の足湯もあり、気軽に散策しながらアートを楽しめる美術館です。
〒250-0493 神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121 -
群馬県立近代美術館
(The Museum of Modern Art)群馬県立近代美術館は、「明治百年記念事業」として、高崎市東部の「旧東京第二陸軍造兵廠岩鼻製造所」跡の国有地に建設された「群馬の森」の付属施設として1974年にオープン。建築は磯崎新氏が担当しました。群馬の森には、その他に「日本化薬高崎工場」「日本原子力研究開発機構高崎量子応用研究所(旧日本原子力研究所高崎研究所)」が置かれています。収蔵品は、国内外の近代、現代美術とともに、群馬県出身の画家の美術品の収集にも力を入れています。また、井上房一郎氏による日本と中国の古美術品229点の戸方庵井上コレクションがあり、重要文化財2件も含まれています。
群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内 -
岡田美術館
(OKADA MUSEUM OF ART)2013年10月に開館した、日本・東洋の美術品と考古遺品などの文化財を公開する私立美術館。明治時代に存在した欧米人向けのホテル「開化亭」の跡地に建設され、現代の日本人や日本を訪れる外国人に、古くから日本で受け継がれてきた美術品を通じ、日本とアジアの文化を伝えることを使命としています。コレクションの中心は近世・近代の日本画と東アジアの陶磁器、さらに考古遺品から古代・中世の仏教美術品、書跡、蒔絵、玉器、金属器、ガラス器まで多岐に渡ります。美術館周辺には季節折々の花を咲かせる庭園や睡蓮の池、源泉かけ流しの足湯、日本家屋を改築した飲食施設「開化亭」なども。湧水と樹木の自然豊かな庭を散策し、日本の美の安らぎに憩うこともできます。
〒 250-0406 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1 -
群馬県立館林美術館
(Gunma Museum of Art)群馬県館林市日向町の多々良沼畔にある美術館が群馬県立館林美術館。池越しに眺める建物が印象的な景観を呈しています。美術館のテーマは「自然と人間」。彫刻やインスタレーションを中心とした近代、現代美術を多く取り扱っています。会館は2001年。作品の展示の他、教育普及活動にも熱心です。別館では、フランスの彫刻家、フランソワ・ポンポンのアトリエが再現されています。建物の周辺は広い芝生や彫刻作品が設置された「彫刻の小径」という散策路があり、展覧会以外の楽しめる要素が多いのも人気です。
〒374-0076 群馬県館林市日向町2003 -
アーツ前橋
(Arts Maebashi)前橋市の芸術・文化活動の支援・振興施設として2013年にオープンしたのがアーツ前橋。館名は多様で上質な芸術文化をイメージした「arts」を意味していて、「創造的であること」「みんなで共有すること」「対話的であること」の3つを活動のコンセプトとしています。印象的なシンボルマークは、前橋市の「前」とアルファベットの「M」をモチーフに作られました。エントラスは建物の西側と南側にあり、全7室のギャラリーがあります。その他、ミュージアムショップ「mina」(ミーナ)やカフェ「ROBSON COFFEE」(ロブソンコーヒー)、アーカイヴなどがあり、展覧会などを見なくても利用が可能です。
〒371-0022 群馬県前橋市千代田町5-1-16 -
ハラ ミュージアム アーク
(Hara Museum Arc)ハラ ミュージアム アークは1988年、群馬県渋川市・榛名山麓の高原に原美術館の別館として開館しました。磯崎新の設計による黒い色調で統一されたシャープなフォルムの建築は、周囲の豊かな緑に映える佇まいを見せています。内外の優れた現代美術を収集した「原美術館コレクション」によるテーマ展示や企画展を開催するほか、2008年に増築した特別展示室「觀海庵」では、東洋古美術の「原六郎コレクション」を中心に紹介しています。さらに、ワークショップや講演会などの教育普及プログラムに加え、開架式収蔵庫(現代美術)では専門家に調査研究の機会を提供する一方で、愛好家には日時限定の「開架式収蔵庫ツアー」が好評を博しています。都心に位置する原美術館とは対照的に、日帰り圏内の高原リゾート地にあるハラ ミュージアム アークは、隣接する伊香保グリーン牧場や車で5分の伊香保温泉とあわせて、休日のひとときを過ごすのに最適な場と言えるでしょう。
〒377-0027 群馬県渋川市金井 2855-1 -
埼玉県立近代美術館
(The Museum of Modern Art)「浦和に本格的な美術館を」という声に押され、緑豊かな北浦和公園に1982年に開館した埼玉県立近代美術館。隣には浦和北公園があります。館の設計は黒川紀章氏。彼自身、初の美術館設計でした。モネ、シャガール、ピカソなどの海外の巨匠から日本の現代作家まで、優れた美術作品を約3000点コレクションしていますが、美術館の「埼玉の近代美術を中心に、影響の大きな優れた作品を収集する」という方針により、そのうち約2000点が埼玉県ゆかりの美術家のもの。展示しています。またユニークなテーマを設けた企画展を随時開催するほか、自由に座れる面白い椅子なども好評で、椅子の美術館とも呼ばれています。
〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1 -
うらわ美術館
(URAWA ART MUSEUM)浦和にゆかりのある画家や、本にまつわる美術作品をコレクションしているさいたま市立うらわ美術館。浦和市のセンチュリーホテル内にあります。展覧会も興味深いですが、情報コーナーも必須。国内外の様々なしかけ絵本を約100種類揃える他、収蔵品の関連書籍や全国の美術展覧会図録等を、自由に閲覧・鑑賞できます。しかけ絵本のコーナーには小さなお子様向けの閲覧スペースもあって大人気。教育普及活動にも力を入れていて、ワークショップや創作ボランティアのほか、展覧会などがあるとこどもニュース(展覧会用パンフレット)として、うらびいというパンフレットを配布しています。
〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町二丁目5番1号 浦和センチュリーシティ3階 -
市原湖畔美術館
(Ichihara Lakeside Museum)1995年に建てられた展示施設をリノベーション、2013年に名称・建築も新たにリニューアルオープンしたのが市原湖畔美術館です。同年市制施行50 周年を迎えた市原市は「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」をはじめ、アートを媒体とした地域づくりに焦点を当てました。その中心的な施設として、首都圏からの利用客含め様々な人たちがアクセスし新しい体験を味わうことができる、地域の中の美術館を目指しています。コレクションの中心は名誉市民の称号も持つ市原市ゆかりの銅版画家・深沢幸雄の作品。450点を超える深沢作品を所蔵する国内有数の美術館です。常設展示室では年に4回の展示の入れ替えを行いつつ、市原市収蔵作品の中から深沢作品を中心に展示を行っています。
〒290-0554 千葉県市原市不入 75-1 -
川村記念美術館
(Kawamura Memorial DIC Museum of Art)DIC株式会社がその関連会社とともに収集した美術品を公開するために、1990年千葉県佐倉市の総合研究所敷地内に設立した美術館です。DICは印刷インキ、有機顔料などの分野で世界トップシェアを持つ化学メーカー。第2代社長であり初代館長をつとめた川村勝巳は、経営の労苦の合間にひとり芸術作品と語らうことを無上の喜びとしていたといいます。1970年代初頭から収集が本格化し20世紀美術を中心にコレクションが充実、戦後アメリカ美術に深い関心を寄せた第3代社長川村茂邦によって今日のコレクションの礎が形作られました。コレクション展示や多様な企画展を開催する一方で、「DIC川村記念美術館友の会」による活動や定時のガイドツアー、美術教育サポートなど教育普及活動にも尽力。また自然豊かな散策路は近隣住民の憩いの場所ともなっています。
〒285-0078 千葉県佐倉市坂戸631番地 -
町田市立国際版画美術館
(Machida City Museum of Graphic Arts)世界でも数少ない版画専門の美術館として1987年に開館した町田市立国際版画美術館は、奈良時代から現代までの国内外の版画の収集と調査、そして保存を行っています。収蔵作品数は現在3万点以上で、多彩なテーマからさまざまな展覧会を開催しています。収蔵品には歌川広重や葛飾北斎の浮世絵、レンブラント・ファン・レインやアルブレヒト・デューラーの版画のほか、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ルオー、ロイ・リキテンスタインといった近現代巨匠の作品まで幅広く所有しています。また版画等の実技指導、講習会の開催、アトリエ・市民展示室・講堂等の貸出も行う市民に寄り添った美術館です。
〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1 -
三菱一号館美術館
("MITSUBISHI ICHIGOKAN MUSEUM)三菱一号館美術館は、2010年東京・丸の内に開館。
赤煉瓦の建物は、明治27年(1894)の開国間もない日本政府が招致した、英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計による三菱一号館を復元したもの。昭和43年(1968)に老朽化で解体された当館を原設計に基づいて復元し、階段部の手すりの石材など保存されていた部材の一部が建物内部に再利用されています。
コレクションはトゥールーズ=ロートレック、オディロン・ルドン、フェリックス・ヴァロットンなどの作品を収蔵。建物と同時代の19世紀の近代美術を中心に年3回の展覧会を開催するほか、関連イベントや、教育普及活動の実施も行っています。
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2 -
東京国立博物館
(Tokyo National Museum)東京国立博物館は、明治5年(1872)に文部省博物局が湯島聖堂大成殿で開催した博覧会から始まった日本で最も長い歴史をもつ博物館です。明治15年(1882)に上野公園へと移り、現在に至ります。
展示館は全部で6つあり、本館(日本美術)、東洋館(東洋美術)、法隆寺宝物館(法隆寺献納物)、平成館(1階に考古遺物、2回に特別展展示室)、黒田記念館(黒田清輝作品)、表慶館(特別展展示室)で構成されています。
日本を中心とした東洋の美術作品、歴史資料、考古遺物などを収集、保管しており、所蔵品は約11万7000件以上、国宝89件と重要文化財643件(2018年3月現在)にも上ります。〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館 -
原美術館
(Hara Museum)原美術館は1979年に開館した現代美術専門館です。当時の日本では現代美術を専門にした美術館というのは稀で、また建物は1938年に建てられた洋館でもともとは公益財団法人アルカンシエール美術財団理事長の祖父である実業家・原邦造の邸宅として建てられたものです。洋風邸宅を美術館としたことも当時は貴重な例でした。絵画・彫刻・写真・ビデオ作品など幅広いアート作品を扱っています。館内の至る所に見られる森村泰昌や宮島達男などの日本を代表する現代アーティストたちのインスタレーション作品にも注目です。また原美術館中庭に面したガラス張りのカフェも魅力の一つです。講演会・ワークショップ等に活用できる空間もあります。
〒140-0001 東京都品川区北品川 4-7-25 -
佐藤美術館
(The Sato Museum of Art)1990年に第一不動産グループ創業者佐藤行雄によって、美術専攻学生への奨学援助や美術を通じた国際交流を目的に設立された財団が発足しました。美術館の運営が同時に始まり、佐藤美術館が開設されます。美術学生の奨学という趣旨のため若手作家の個展、グループ展、卒業制作展、研究発表展に尽力しているほか、高山辰雄、上村松篁、小倉遊亀など日本美術界を代表する現代日本画家50名による自然をテーマとした作品も所蔵しています。これは 1990年に大阪の鶴見緑地で開催された「国際・花と緑の博覧会」のうち「花と緑・日本画美術館」の作品の寄贈を受けたからであり、現在も継続的に、花と緑と自然をテーマとする現代日本画を蒐集しています。
〒160-0015 東京都新宿区大京町31-10 -
国立西洋美術館
(The National Museum of Western Art)国立西洋美術館は、フランス政府から寄贈返還された松方コレクションを基礎に1959年4月に発足。以来西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館として、展覧事業を中心に、作品および資料の収集、調査研究、保存修復、教育普及、出版物の刊行等を行っています。松方コレクションは印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション。それを基に、ルネサンス以降20世紀初頭までの作品を常設展示として、年間を通じて公開しています。そのほか、欧米などの美術館からの借用作品による企画展を年3回程度開催し、西洋美術の紹介に注力。2001年4月からは独立行政法人国立美術館が設置する美術館の一つとなり、2016年7月には国立西洋美術館を構成資産に含む「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」が、世界遺産一覧表に記載されました。
〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号 -
出光美術館
(Idemitsu Museum of Arts)出光興産創業者である実業家・出光佐三が長年に亘り収集した美術品を展示するために1966年に開館し、2007年に全面改装されています。日本・東洋の古美術を中心にコレクションを所有し、年5〜6回の展覧会を開催しています。特に出光佐三が最初に目に留めコレクションを始めたという仙厓の画も多く存在します。というまた出光佐三が蒐集したジョルジュ・ルオーの展示室、アジア各地の遺跡や窯跡から出土した陶片室、谷口吉郎氏が設計した茶室「朝夕菴」を常設室としています。また出光興産創業の地である福岡県北九州市の門司港レトロ地区にも分館の「福岡出光美術館」があります。
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階 -
浮世絵 太田記念美術館
(Ōta Memorial Museum of Art) -
東京国立近代美術館
(The National Museum of Modern Art)日本で最初の国立美術館として1952年に開館、その後の所蔵作品の増加と企画展の拡充等により1969年に現在の北の丸公園に移転、1977年には工芸館が開館しました。設立当時より同時代の美術をいつでも見ることのできる国立の展示施設として活躍し、現在では13,000点を超える充実のコレクションを持つ国内有数の美術館です。4-2階の所蔵品ギャラリーでは選りすぐりの約200点からなる「MOMATコレクション」展を開催、日本の20世紀初頭から現在に至る、日本画、洋画、版画、水彩、素描、彫刻、写真、映像など多様なジャンルの作品を展示しています。1階の企画展ギャラリーでは、特定のテーマに基づいた国内外の美術作品を展示する企画展を年3~4回開催。2018年には映画部門のフィルムセンターが独立し、「国立映画アーカイブ」として新たな一歩を踏み出しました。〒102-0091 千代田区北の丸公園1-1 -
根津美術館
(Nezu Museum)実業家・政治家・茶人でもあった鉄道王の初代根津嘉一郎の所蔵した日本や東洋の古美術品コレクション全4643点を展示するため、邸宅を改装して開館したのが根津美術館です。元は4643点でしたが現在の所蔵数は2016年時点で7420点に上っています。茶道具、仏教絵画、写経、水墨画、近世絵画、中国絵画、漆工、陶磁器、刀剣、中国古代青銅器といった様々な一級品が揃っています。国宝として知られる尾形光琳の『燕子花図屏風』が最も有名ですがその他にも国宝7件、重要文化財87件、重要美術品94件を所蔵しています。また美術館内には日本庭園があり茶室や薬師堂、石仏・石塔・石灯籠も見ることができます。
〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1 -
国立新美術館
(THE NATIONAL ART CENTER)コレクションを持たず、国内最大級の展示スペースを生かした多彩な展覧会の開催、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及など、アートセンターとしての役割を果たす新しいタイプの美術館。国際都市・東京に立地する美術館として、美術を介して様々な価値観に触れる機会を提供し、相互理解と共生の視点に立った新しい文化の創造に寄与します。美術団体等に発表の場を提供する展示会や国内外の新しい動向に焦点を当てた自主企画展、新聞社や他の美術館との共催展など、展覧会事業を中心に事業を展開。展覧会や美術に関する資料の収集・公開や、講演会やシンポジウム、ギャラリートーク、作家トークやワークショップなどアートを楽しみ語りあう場としても機能。インターンシップやボランティア・プログラムを通して、美術館における実践的な活動のサポートも行っています。
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 -
五島美術館
(The Gotoh Museum)五島美術館は東京急行電鉄株式会社の元会長・五島慶太がコレクションした、古写経をはじめとする貴重な美術品の数々を展示するために1960年に開館しました。現在の所蔵品総数は国宝5件、重要文化財50件を含む約5000件にのぼります。展覧会を年間6~7回、そのうち特別展を1~2回程度開催しています。五島美術館は国宝「源氏物語絵巻」の原本を所有していることでも有名です。毎年春に公開されています。またもう一つの国宝「紫式部日記絵巻」は秋に、それぞれ1週間程度公開しています。本館は寝殿造の建築様式になっています。敷地は庭園を含めると約6000坪もあり茶室「古経楼」や立礼席「冨士見亭」は現在でも様々な茶会に利用されています。
〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25 -
東京都美術館
(TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM)東京都美術館は1926年、日本初の公立美術館「東京府美術館」として誕生。官展や美術団体、新聞社などの展覧会場となり、芸術家の発表の場として発展していきます。1943年には都制施行により「東京都美術館」と名称変更。1960年代以降は、新しい美術表現を試み既成概念を打ち破ろうとするエネルギーの炸裂の場となりました。1975年には老朽化した旧館に代わる新館が竣工され、専門の学芸員や司書も配置。展示・収集事業とともに造形講座や公開制作などの美術文化事業を推進し、公募展示室、アトリエ、講堂などを貸し出す貸館事業もスタート。今日の公立美術館で広く見られるこれらの機能は、都美術館がその先駆けのひとつです。東京藝術大学をはじめとする美術大学や芸術系高校の卒業制作展などをきっかけに、都美術館で作家デビューや鑑賞デビューをする人も増えていきました。さらに2012年のリニューアルを機に、すべての人に開かれた「アートへの入口」となることを目指します。歴史とともに都美術館の役割は移り変わってきましたが、「世界と日本の名品に出会える美術館」としてアートとのかけがえのない出会いを提供するその魅力は、今後も褪せることはないでしょう。
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 -
山種美術館
(Yamatane Museum of Art)1966年に全国初の日本画専門の美術館として開館した山種美術館は、山種証券(現SMBC日興証券)の創業者山崎種二が蒐集したコレクションを展示する場として創立しました。山崎種二は横山大観や上村松園、川合玉堂といった当時活躍していた画家と直接交流を深めながら蒐集しました。近代・現代日本画を中心に約1800余点を所蔵しており、6件の重要文化財も所蔵作品に含まれています。2009年には新しく美術館を建築して移転しています。常設展示は行なっていませんが、展覧会を年5~6回開催しています。ミュージアムショップには館長山崎妙子がプロデュースしたミュージアムグッズもあります。
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36 -
東京都庭園美術館
(Tokyo Metropolitan Teien Art Museum)1983年に開館した東京都庭園美術館は、建築とデザイン、装飾のトータルな価値を誇る、国際的にも類のない美術館です。その特色は何といっても建物の美しさ。戦前にパリに遊学した朝香宮夫妻の邸宅として、当時最新の建築様式によって1933年に建造されたものです。特に内部のデザインは、壁飾りから家具、照明器具にいたるまでアール・デコとよばれる装飾様式で統一され、そのモダンな優美さは息をのむほどです。主要な内装は当時のフランスを代表する装飾美術家ルネ・ラリックやアンリ・ラパンの、基本設計は宮内省内匠寮の建築家だった権藤要吉の手によるもの。後世に伝えるべき名建築として、2015年には国の重要文化財に指定されました。日本のアール・デコの記念碑として、来館者を魅了し続けています。
〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9 -
三井記念美術館
(Mitsui Memorial Museum)三井記念美術館は三井文庫別館が日本橋に移転したことで新しく設置された美術館です。江戸時代以来300年におよぶ三井家の歴史のなかで収集された美術品4000点を所蔵しています。具体的には11家に分かれていた三井家のうち北家、新町家、室町家、南家、三井家の親戚である鷹司家からの寄贈を受けたものです。館蔵品は、北家から約1900点、新町家が約1050点、室町家が約700点の寄贈品が主で国宝6点、重要文化財75点、重要美術品4点を含みます。日本製の陶磁器としては数少ない国宝のひとつ志野茶碗「卯花墻」が有名です。美術品の展示公開に加え、教育活動や講座や講演会も行なっています。
東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階 -
東京都現代美術館
(MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO・MOT)現代美術の振興を図り芸術文化の基盤を充実させることを目的として、1995年にオープンした美術館です。常に変化し続けるコンテンポラリー・アートを保存・継承し、優れた美術作品を普及させ次世代の担い手を育む活動を続けています。現代美術の流れを展望できるコレクション展示や大規模な国際展など、絵画・彫刻・ファッション・建築・デザイン等幅広い分野にわたって現代美術に関する展示事業を展開。また蔵書約100,000冊の美術図書室を備え、ワークショップや各種講座、講演会など美術に関する情報提供、教育普及活動を行っています。収蔵作品は1926年に開館した東京府美術館の時代にまで遡り、時代を切り拓いてきた革新的な傾向の作品を中心に移転継承、現在では約5,000点に及ぶ「MOTコレクション」として活用されています。〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1 木場公園内 -
上野の森美術館
(THE UENO ROYALMUSEUM)上野の森美術館は、昭和47年(1972)に開館した私立美術館です。
美術館を運営する公益財団法人日本美術協会は、明治12年(1879)に設立された龍池会を前身とする美術団体で、日本の美術団体としては長い歴史を持ち、現在は常陸宮正仁親王殿下が総裁をつとめています。
開館以来重要文化財をはじめ様々なジャンルの美術を紹介し、常設展は行っていないものの、美術館主催の現代美術展(VOCA展)、公募展(上野の森美術館大賞展、日本の自然を描く展)など、定期的に独創的な企画展を開催しています。
2006年には別館が増設され1階は小企画展スペース、3階には上野の森アートスクールが設置され、活動の幅はさらに広がりました。
〒110-0007 東京都台東区上野公園 1-2 -
東京都写真美術館
(TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM)日本で初めての写真と映像に関する総合的な美術館として1995年恵比寿ガーデンプレイス内にオープンした、写真の総合的専門美術館です。日本における写真・映像文化の充実と発展を目的とし、収集・展示・保存・修復・調査・研究・普及などを含めた総合的な活動を行っています。写真史の上で重要な国内外の作家・作品を幅広く体系的に収集、歴史的に評価の定まった作品を重視するとともに各種の展覧会等で高い評価を受けた若手作家・作品発掘に努め、現代から未来を展望したコレクションを形成。収蔵品の展示のほか自主企画展、他団体の誘致展など多種多様な企画を実施し、講演会やカフェ・トーク、ワークショップなどの教育普及事業も盛ん。有望な若手新進監督の映画作品や良質な作品の中から上映を行う実験劇場も行っています。
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 -
日本民藝館
(The Japan Folk Crafts Museum)日本および諸外国の新古諸工芸品約17,000点を数える日本民藝館は、1926年に思想家の柳宗悦により発案され多くの賛同者の援助を得て、1936年に開設しました。陶磁器・染織品・木漆工品・絵画・金工品・石工品などが収蔵されており、本館1階では朝鮮白磁、日本の磁器、天啓赤絵と古染付、日本の絞り染めが展示され、本館2階には朝鮮時代の諸工芸、濱田庄司の近代陶芸、無地白磁と石工品、仏像が常設展として展示されています。西館(旧柳宗悦邸)は決まった日のみ開館しており「柳宗悦記念室」と夫・宗悦の仕事を支えた柳兼子「柳兼子記念室」があります。ギャラリートークや記念講演会も行なっています。〒153-0041 東京都目黒区駒場4-3-33 -
東京藝術大学大学美術館
(The University Art Museum - Tokyo University of the Arts)東京藝術大学美術学部構内にある美術館です。岡倉天心、アーネスト・フェノロサらによって、東京藝術大学美術学部の前進に当たる東京美術学校が1889年に開設され、学生の参考資料として収集していた古美術品などを東京芸術大学芸術資料館という名称で一般向けにも開館しました。現在の収蔵品は2万8000件余りで、うち22件は国宝・重要文化財に指定されています。岡倉天心らの学校開設以来の収集コレクションや歴代卒業生の作品などの収蔵品の定期な展示を年1~2度行なっています。美術館本館にはミュージアムショップや画材店も入っています。
〒110-0007 東京都台東区上野公園12-8 -
静嘉堂文庫美術館
(Seikado Bunko Art Museum)静嘉堂文庫は日本および東洋の古典籍及び古美術品を収蔵する専門図書館ならびに美術館です。岩崎弥之助が1892年に神田駿河台の自邸内に創設した文庫を起源としていて、1911年には岩崎家の別邸に移転しています。ここではまだ文庫としての機能しかありませんでしたが、その後さらに移転などを経て1977年からは展示室を設けて文庫の収蔵する美術品の公開を初めています。約20万冊の古典籍と約6500点の東洋古美術品からなる所蔵品のうち、中には国宝7件、重要文化財84件を含んでいます。文庫の建物は美術館とは別で中には入れませんが、桜井小太郎の設計により1924年に建てられたイギリス郊外住宅のスタイルで、こちらも見所です。
〒157-0076 東京都世田谷区岡本2-23-1 -
目黒区美術館
(Meguro Museum of Art)1987年に開館した日本の近代から現代にかけての作品を展示しています。日本の近現代美術の流れに沿った優れた作品を収集し、そして日本人の作家たちが海外から影響を受けて製作した作品などを国際的に評価の高い作品を中心に展示しています。また作品だけでなく作品が完成するまでの周辺資料も積極的に収集しています。有名作家のみならず取り上げられることの少なかった作家や作品にも注目し、さまざまな視点から所蔵作品を公開しています。教育普及活動にも尽力し講演会、音楽会、公開制作、ワークショップも行なっています。展示と体験活動を融合させる新たな試みを大きな特色としています。
〒153-0063 東京都目黒区目黒2-4-36 -
サントリー美術館
(SUNTORY MUSEUM of ART)サントリー美術館は1961年東京・丸の内に開館。1975年に赤坂見附、2007年に六本木に移転し、現在に至ります。
「生活の中の美」を開館当初より基本テーマとし、作品収集・企画展示を行ってきました。
絵画、陶磁、漆工、染織など、日本の古美術から東西のガラスまでを所蔵し、その数は国宝1件、重要文化財15件、重要美術品21件を含む約3,000件に及びます。
美術館の設計は建築家・隈研吾氏によるもので、「都市の居間」としての居心地のいい美術館をテーマに、日本の伝統と現代を融合した和モダンな空間となっています。
〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 -
渋谷区立松濤美術館
(The Shoto Museum of Art)1981年に建築家・白井晟一の設計により建てられ、所蔵品もさることながら建築美にも注目される美術館です。石造りの外観や吹き抜けの構造になった噴水、螺旋階段などは見る価値のある芸術作品と言えます。渋谷区の美術家の作品展示や公募展、絵画展に加え音楽会、ワークショップ、美術教室も行っています。2階の「サロン・ミューゼ」ではカフェでくつろぐこともできます。定期的な展覧会は国内外の作家の絵画、骨董品、空間芸術など幅広いジャンルで開催しています。ミュージアムショップには展覧会独自の限定グッズもあります。
〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14 -
ブリヂストン美術館
(The Bridgestone Museum of Art)ブリヂストン美術館は1956年 に財団法人石橋財団が設立した美術館で、新美術館建設のため現在は閉館中です。印象派と20世紀絵画を中心とする近現代美術作品と明治以降の日本の洋画を収蔵しています。石橋財団コレクションは、現在約2600点で、カミーユ・コロー、ピエール=オーギュスト・ルノワール、パブロピカソ、ジャクソンポロックといった歴史に名を刻む画家の作品が揃います。ブリヂストン美術館はアーティゾン美術館と名前を変え、2020年1月に開館する予定です。展示室は4階から6階の3フロアとなり、従来の展示面積の約2倍に拡張されます。これによりこれまで見ることのできなかった所蔵品を一度に楽しむことができるようになります。
〒104-0031 東京都中央区京橋1丁目10番1号 -
世田谷美術館
(Setagaya Art Museum)1986年に建築家内井昭蔵によって建築され、今日アウトサイダー・アートとして知られる美術品を展示する美術館として開館しました。正規の美術教育を受けていない非専門家による作品を収集することで、芸術に関心のない人にも広く見てもらえるよう、身近に親しまれる芸術を目指したことにより、世田谷の住民に寄り添う形で沿革を遂げてきました。そのため世田谷の住民による美術作品の発表の場になる事もあります。貯蔵作品は1万6千点を越え、中にはアンリ・ルソー、北大路魯山人といった作家の作品もあります。都立砧公園内の敷地内にあり長閑な雰囲気の美術館です。ミュージアムショップ、レストランも併設しています。
〒157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 -
SOMPO美術館
(Sompo Museum of Art)SOMPO美術館は、東郷青児の美術作品コレクションを中心とする美術館として、公益財団法人損保ジャパン日本興亜美術財団により運営されています。1976年7月に損保ジャパン日本興亜本社ビルの42階に「東郷青児美術館」として開設しました。2020年5月28日には「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」から名称を変え、新しく「SOMPO美術館」としてリニューアルオープン。5階建てのやわらかな曲線が特徴な建物に生まれ変わりました。現代日本人洋画家のコレクションが中心ですがゴッホの「ひまわり」が所蔵作品の中で最も有名です。甘美な女性像で知られる東郷青児の初期から晩年の油彩70点を含む、素描・版画・彫刻・タピストリーなど約230点を所蔵します。常設展示作品としてゴッホ、ゴーギャン、セザンヌの3点を展示しています。〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1 -
すみだ北斎美術館
(Sumida Hokusai Museum)2016年11月に江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の世界的に評価の高い作品を展示する場所としてオープンした新しい美術館です。総鏡張りの現代的で大胆な建築になっています。北斎は現在の墨田区に当たる場所で生活していたことからゆかりの地となっています。葛飾北斎は90年の生涯のほとんどを墨田区内で過ごしたと言います。新設された美術館らしくタッチパネルに触れると北斎の浮世絵の制作歩法などを見ることができるシステムが導入されています。4階が常設展となっており、3階の企画展ではテーマを入れ替え随時開かれています。図書室、ミュージアムショップなどもあります。
〒130-0014 東京都墨田区亀沢2丁目7−2 -
森美術館
(MORI ART MUSEUM)森美術館は、2003年10月に六本木ヒルズ森タワーの最上階に開館。設計は国際的に有名な建築家リチャード・グラックマンが手掛けた。
森美術館は来館者がいつでも楽しみ、刺激を受けられる場所であることを目指し、展覧会開催中は休館日を設けず夜22時まで開館。現代美術を中心に、建築やファッションなどの企画展を行っています。
特に日本とアジアの若手アーティストに目を向け、より良い作品発表の機会と活躍の場を与えることをミッションの1つとし、東京・日本・アジア、そして世界の文化の大きな拠点となることを目指しています。
〒106-6108 東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー52階、53階 -
府中市美術館
(Fuchū Art Museum)平成30年9月3日(月曜日)から平成31年3月15日まで、天井等改修工事により全館休館しています。府中市美術館は「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」をテーマとし2000年にオープンした都立府中の森公園の中にある美術館です。約2000点の収蔵品の中から常設展示として展示を行っていますが、展示だけでなく学習や創作活動の発表の場としても府中市民に親しまれています。1階が市民ギャラリーと図書館になっていて、2階が展示室になっています。江戸後期から現代までの近代以降の日本の美術に焦点をあてています。中でも府中市にゆかりのある作家や若手の才能ある作家の作品などを収集しています。
〒183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3番地 -
三鷹の森ジブリ美術館
(GHIBLI MUSEUM)三鷹の森ジブリ美術館はスタジオジブリに深く関わる宮崎駿氏の発案により、2001年に三鷹市に開館。「となりのトトロ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」など、スタジオジブリ作品の世界を体験できるアニメーション美術館です。
アニメーションの仕組みや制作過程がわかる展示室や、図書館・閲覧室、オリジナル短編アニメーションの上映、企画展示などを行っています。
入館方法は、安全で快適に楽しんでもらいたいという思いから、日本の美術館では珍しい完全予約制となっており、あらかじめ日時指定の入場券を購入する必要があります。
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1丁目1-83 -
八王子市夢美術館
(HACHIOJI YUME ART MUSEUM)2003年10月18日に開館し「くらしのなかの美術館」をテーマとした美術館です。年6回程度の特別展、さらに年間を通して常設展を楽しむことができます。2005年からは「夢美エンナーレ」として八王子市民を対象とした作品を公募し、入選作品展を美術館で行うという市民に親しみやすい企画も行なっています。所蔵作品は市にゆかりのある洋画家・版画家を中心とし、特別展では近現代を中心とした絵画に加えアニメーション、グラフィックデザイン、陶芸なども展示しています。これまでの特別展では昭和から平成初期に活躍の洋画家・版画家をテーマにした「夢美セレクション展」や浮世絵師が描いた猫の作品を集めた「―国芳、広重、国貞、豊国、英泉らが描く―浮世絵ねこの世界展」などがあります。
〒192-0071 東京都八王子市八日町8-1ビュータワー八王子2F -
東京富士美術館
(Tokyo Fuji Art Museum)1983年11月に東京・八王子にオープンした東京富士美術館は、西洋絵画から日本美術にいたるまで、様々な芸術作品約3万点を所蔵しています。ルネサンス時代からバロック・ロココ・新古典主義・ロマン主義、印象派・現代に至る西洋絵画500年の流れを一望できる油彩画が最大の特徴です。またもう一つの特徴である写真コレクションでは、写真の誕生から現代までの写真史を見ることもできます。特別展は本館で年4回ほど開催され、新館では展示室ごとに並行して異なった作品を常設展示しています。ミュージアムショップには東京富士美術館オリジナルグッズがあるほか、美術館の展覧会と連動したメニューも楽しめるフレンチカフェレストランもあります。
〒192-0016 東京都八王子市谷野町492-1