関西 奈良の美術館(3件)
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奈良国立博物館
(Nara National Museum)1895年に帝国奈良博物館として開館し、「東京国立博物館」に次ぐ日本で2番目に古い国立博物館です。正倉院展などを行う「東新館」「西新館」、中国古代青銅器を展示する「青銅器館」、そして仏像を展示する「なら仏像館」に分かれています。奈良公園の中に位置し、レンガ造りのなら仏像館は重要文化財に指定されています。収蔵品は館所蔵で国宝・重要文化財を含む1800点以上で、彫刻・絵画・工芸・書・考古資料など多数あり、仏像館では100体近くの仏像を常時展示しています。年3回ほど特別展を開催していますが中でも秋の奈良の風物詩ともいわれる正倉院展が実物で、平成30年は70回の節目を迎えます。
〒630-8213 奈良県奈良市登大路町50番地 -
入江泰吉記念奈良市写真美術館
(Irie Taikichi Memorial Museum of Photography Nara City)入江泰吉記念奈良市写真美術館は西日本初の写真専門の美術館で、写真家である入江泰吉の作品を中心に展示を行っています。入江泰吉は奈良大和路の風景や文化財を多く撮影しており、生前に全作品と愛蔵品を奈良市に寄贈したことで開館が実現しました。黒川紀章氏が設計した建築は、展示室など大部分は地下に埋め込まれている構造で、新薬師寺の隣という歴史的な環境との調和を意識しています。一般展示室では写真愛好家の方々の作品展が年2〜3回開催されます。特別展では入江泰吉以外の作品も数多く展示され、2ヶ月ほどのサイクルで様々な写真展を積極的に行っています。
〒630-8301 奈良県奈良市高畑町600-1 -
松伯美術館
(Shohaku Museum of Art)上村松篁・淳之両画伯からの作品の寄贈と近畿日本鉄道株式会社からの基金により1994年に開館した松伯美術館は、上村松園・松篁・淳之の親子孫・三代の作品を保存、展示しています。特別展示室、第1展示室、第2展示室からなり、季節ごとに年6回ほど展示替えをしながら約30点の作品を展示しています。上村松園の『花がたみ』『楊貴妃』『鼓の音』、上村松篁の『丹頂』『万葉の春』『燦雨』、上村淳之の『四季花鳥図』『月に』『夕日に』などが松伯美術館の所蔵する代表作品で、日本画の普及、作家の育成を図るため、特別展、公募展等も開催しています。美術館の東側には近鉄名誉会長佐伯勇の旧邸が隣接しています。
〒631-0004 奈良県奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号