関西の美術館(27件)
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佐川美術館
(SAGAWA ART MUSEUM)佐賀美術館は、1998年3月に設立母体の佐川急便株式会社が創業40周年記念事業の一環として開館した美術館です。日本画家の平山郁夫氏、彫刻家の佐藤忠良氏、陶芸家の樂吉左衞門氏の作品を中心に展示し、出会いを求めて地域社会をはじめ世界に開かれた美術館を目指しています。遠くに比叡山・比良山を仰ぎ、目前に琵琶湖をのぞむ風光明媚な地に位置しており、敷地の大部分を占める水庭に浮かぶようにたたずむ3棟の建物は、四季のうつろいのなかで、さまざまな表情を見せます。グッドデザイン賞や、JCDデザイン賞 '98奨励賞など、美術館全体のデザイン性も注目されています。
〒524-0102 滋賀県守山市水保町北川289 -
京都府立陶板名画の庭
(Garden of Fine Arts Kyoto)京都府立陶板名画の庭は「1992年国際花と緑の博覧会」に出品された4つの陶板画と施設のために新しく制作された「テラスにて」を4点設置しています。屋外で鑑賞できる世界で初めての絵画庭園として安藤忠雄の設計により1994年に完成しました。陶板画はモネの『睡蓮・朝』、鳥羽僧正『鳥獣人物戯画 』、ミケランジェロ『最後の審判 』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐 』、清院本『清明上河図』、スーラ『ラ・グランド・ジャット島の日曜日 』、ルノアール『テラスにて』、ゴッホ『糸杉と星の道』の8点です。庭園の地下2階まで掘り下げられた構造と大小の滝や池による水辺の空間の美しさも見所です。
〒606-0823 京都府京都市左京区下鴨半木町 -
和泉市久保惣記念美術館
(Kuboso Memorial Museum of Arts)久保惣株式会社ならびに久保家より美術品約500点、および美術館の建物、敷地、基金が和泉市へ寄贈され、1982年に開館。所蔵品も順次寄贈され、現在は国宝2点、重要文化財29点を含む約11
日本と中国の絵画、書、工芸品など東洋古美術を主に所蔵しており、本館では年6回の展覧会(1回の特別展、5回の館蔵品展)を開催し、新館では中国の青銅器、印象派絵画などを常設展示しています。
平成9年には美術館新館が寄贈され、展覧会以外にも、茶会やコンサート、市民による作品展など、市民の創作活動並びに発表の機会と場を提供し、市の文化振興につとめています。〒594-1156大阪府和泉市内田町3-6-12 -
MIHO MUSEUM
(MIHO MUSEUM)MIHO MUSEUMは、1997年11月に開館し、多彩な日本美術とともにエジプト、西アジア、ギリシア、ローマ、南アジア、中国などの世界の古代美術を擁している美術館です。コンセプトは、「桃源郷はここ」。四季の彩りあふれる現代の桃源郷で、美しい自然と建築、美術品、そして食の織りなすハーモニーを堪能できます。レストランやカフェもあり、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300 -
細見美術館
(Hosomi Museum)毛織物で財を成した実業家・細見亮市の収集した東洋古美術品を展示するために開設された美術館として1998年に開館しました。琳派・伊藤若冲といった江戸時代の絵画や平安時代の仏画、仏像、仏具などから古墳出土品に至るまで多岐に渡ります。なかでも平安・鎌倉時代の仏教・神道美術、室町水墨、根来や茶の湯釜、桃山の茶陶や七宝工芸が屈指のコレクションであり、その中には重要文化財数十点も含みます。地下2階から地上3階まで吹き抜けとなった中庭が美しく、カフェ・レストラン、屋上庭園、茶室も楽しむことができます。展覧会活動のほか研究発表・情報発信活動の場としても利用されています。
〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 -
伊丹市立美術館
(Itami City Museum of Art)伊丹市の文化ゾーン「みやのまえ文化の郷」の一角に1987年に開館。みやのまえ文化の郷は酒造りの歴史が漂う跡地に建つ文化ゾーンで、日本庭園を取り囲むように美術館、柿衞文庫、旧石橋家住宅・旧岡田家住宅(国の重要文化財)などがあります。
000点を収蔵。なかでも19世紀フランス美術を代表するオノレ・ドーミエのコレクションは2
個性的な空間を活かした展覧会を年間5回ほど開催。国内外の近現代美術や写真、絵本原画など、幅広い世代の知的好奇心を刺激する芸術作品を紹介しています。〒664-0895兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20 -
ボーダレス・アートミュージアム NO-MA
(Art Museum NO-MA)ボーダレス・アートミュージアム NO-MAは、2004年6月に開館した、社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~が運営する美術館です。町家を改造した美術館で、主に障害者による美術作品の展示を目的としています。展示会によって展示方法や作品の種類が全く違うところが見所で、行く度に新鮮さを味わうことができます。また、2階には沢山の美術書を展示。町家や、周囲の街並みの雰囲気を楽しめるのもポイントです。
〒523-0849 滋賀県近江八幡市永原町上16 -
野村美術館
(Nomura Museum)野村美術館は、野村證券、旧大和銀行などの創業者・野村徳七のコレクションをもとに1984年に開館いたしました。2016年から休館していましたが、2018年9月にリニューアルオープンをしたばかりです。野村得庵は茶の湯と能楽に深く傾倒していたため、茶道具・能面・能装束をはじめ得庵の遺作も含めて約1700点を所蔵し、重要美術品9件が含まれています。毎週土曜日には、博物館学芸員によるギャラリートークが開催され、また館内には立礼茶席があり、気軽にお抹茶と季節の生菓子を楽しむこともできます。定期的に開かれる茶会では野村氏のコレクションが使用されます。
〒606-8434 京都府京都市左京区南禅寺下河原町61 -
西宮市大谷記念美術館
(Otani Memorial Art Museum)西宮市が実業家の故大谷竹次郎氏より土地建物、美術作品の寄贈を受け、1972年11月に開館。その後1991年1月に全面的な増改築工事を行い、現在の近代的な建物に。
100点の作品を収蔵しています。
年間4回の企画展を開催、中でも毎年開催している「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」は有名で、幅広い年齢層のファンが訪れています。
また、四季折々の草花が美しい日本庭園も美術館の魅力のひとつ。エントランスロビーからは流れる滝を楽しむことができ、来館者の憩いのスペースになっています。〒662-0952兵庫県西宮市中浜町4-38 -
奈良国立博物館
(Nara National Museum)1895年に帝国奈良博物館として開館し、「東京国立博物館」に次ぐ日本で2番目に古い国立博物館です。正倉院展などを行う「東新館」「西新館」、中国古代青銅器を展示する「青銅器館」、そして仏像を展示する「なら仏像館」に分かれています。奈良公園の中に位置し、レンガ造りのなら仏像館は重要文化財に指定されています。収蔵品は館所蔵で国宝・重要文化財を含む1800点以上で、彫刻・絵画・工芸・書・考古資料など多数あり、仏像館では100体近くの仏像を常時展示しています。年3回ほど特別展を開催していますが中でも秋の奈良の風物詩ともいわれる正倉院展が実物で、平成30年は70回の節目を迎えます。
〒630-8213 奈良県奈良市登大路町50番地 -
承天閣美術館
(Shokokuji Jotenkaku Museum)相国寺創建600年記念事業の一環として1984年に開館しました。相国寺とその宗派に属する鹿苑寺(金閣寺)や慈照寺(銀閣寺)の所有する、墨蹟・絵画・工芸品等の国宝5点、重要文化財144点を含む文化財を所蔵しています。伊藤若冲ゆかりの寺院であるため、伊藤若冲の作品が充実しています。そのほかにも円山応挙、狩野探幽といった画家、中国由来の仏画・禅画など貴重な一級品が揃います。年毎にテーマを定めた企画展も随時開催されています。第一展示室には金閣寺の境内にある「夕佳亭」を復元、第二展示室には伊藤若冲による水墨画の傑作である「鹿苑寺大書院旧障壁画」を見ることができます。
〒602-0898 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入 -
兵庫県立美術館「芸術の館」
(Hyogo Prefectural Museum of Art)1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして、HAT神戸に2002年4月に開館した西日本最大級の美術館。愛称は「芸術の館」。前身である兵庫県立近代美術館の所蔵品に加え、購入や受贈により数多くの作品を収集。現在は兵庫ゆかりの作家を中心に約9000点にもおよぶコレクションを所蔵し、順次常設展示しています。
設計は著名な建築家・安藤忠雄。美術作品の展示だけでなく、さまざまな芸術の融合の場として設計されたこの建物は、単純明快な構成の中での複雑多様な空間体験を実現しています。
さらに、目の前に広がる海とこの巨大迷路のような建物が一体となり、光の変化を演出。訪れる時間や季節によって表情が変化する美術館で、迷うことや不便さもまた、この美術館の仕掛けを見つける楽しさです。〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号 -
入江泰吉記念奈良市写真美術館
(Irie Taikichi Memorial Museum of Photography Nara City)入江泰吉記念奈良市写真美術館は西日本初の写真専門の美術館で、写真家である入江泰吉の作品を中心に展示を行っています。入江泰吉は奈良大和路の風景や文化財を多く撮影しており、生前に全作品と愛蔵品を奈良市に寄贈したことで開館が実現しました。黒川紀章氏が設計した建築は、展示室など大部分は地下に埋め込まれている構造で、新薬師寺の隣という歴史的な環境との調和を意識しています。一般展示室では写真愛好家の方々の作品展が年2〜3回開催されます。特別展では入江泰吉以外の作品も数多く展示され、2ヶ月ほどのサイクルで様々な写真展を積極的に行っています。
〒630-8301 奈良県奈良市高畑町600-1 -
アサヒビール大山崎山荘美術館
(Oyamazaki Villa Museum of Art)アサヒビール大山崎山荘美術館は実業家・故加賀正太郎氏が大正から昭和初期にかけ建設した「大山崎山荘」を修復し、安藤忠雄設計の「地中の宝石箱」を新設し1996年に開館しました。モネの傑作『睡蓮』の連作、河井寬次郎の陶器作品群、バーナード・リーチの陶器作品群、ジャコメッティの像のほか、民藝運動作家の陶磁器を中心として、漆器、染色、織物、日本画、西洋絵画、現代彫刻などで構成される約1000点を所蔵しています。年数回の展覧会では100点程度を常設しています。本館2階の喫茶室には、テラスからの眺望を楽しめるオープンカフェもあり、美しい森の中の風景を楽しむことができます。
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3 -
姫路市立美術館
(Himeji City Museum of Art)姫路市の芸術文化振興を目的として1983年に開館。世界文化遺産・姫路城の東隣にあり、夜間はお城とともにライトアップされます。
赤いレンガ造りの建物は、戦前陸軍の施設として1905年に建築し、1913年に増築されたもので、戦後は姫路市役所として長く使われ、1983年4月に美術館として再生利用することに。兵庫県緑の建築賞や環境色彩10選公共の色彩賞を受け、2003年には国の登録有形文化財に指定されました。
コレクションには、郷土ゆかりの作家の作品をはじめ、国内外の近代美術の名品を収集。日本の近現代美術とともに、ベルギーやフランスなど海外の近現代美術作品を主に展示しています。〒670-0012兵庫県姫路市本町68-25 -
松伯美術館
(Shohaku Museum of Art)上村松篁・淳之両画伯からの作品の寄贈と近畿日本鉄道株式会社からの基金により1994年に開館した松伯美術館は、上村松園・松篁・淳之の親子孫・三代の作品を保存、展示しています。特別展示室、第1展示室、第2展示室からなり、季節ごとに年6回ほど展示替えをしながら約30点の作品を展示しています。上村松園の『花がたみ』『楊貴妃』『鼓の音』、上村松篁の『丹頂』『万葉の春』『燦雨』、上村淳之の『四季花鳥図』『月に』『夕日に』などが松伯美術館の所蔵する代表作品で、日本画の普及、作家の育成を図るため、特別展、公募展等も開催しています。美術館の東側には近鉄名誉会長佐伯勇の旧邸が隣接しています。
〒631-0004 奈良県奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号