関東 群馬の美術館(4件)
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群馬県立近代美術館
(The Museum of Modern Art)群馬県立近代美術館は、「明治百年記念事業」として、高崎市東部の「旧東京第二陸軍造兵廠岩鼻製造所」跡の国有地に建設された「群馬の森」の付属施設として1974年にオープン。建築は磯崎新氏が担当しました。群馬の森には、その他に「日本化薬高崎工場」「日本原子力研究開発機構高崎量子応用研究所(旧日本原子力研究所高崎研究所)」が置かれています。収蔵品は、国内外の近代、現代美術とともに、群馬県出身の画家の美術品の収集にも力を入れています。また、井上房一郎氏による日本と中国の古美術品229点の戸方庵井上コレクションがあり、重要文化財2件も含まれています。
群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内 -
群馬県立館林美術館
(Gunma Museum of Art)群馬県館林市日向町の多々良沼畔にある美術館が群馬県立館林美術館。池越しに眺める建物が印象的な景観を呈しています。美術館のテーマは「自然と人間」。彫刻やインスタレーションを中心とした近代、現代美術を多く取り扱っています。会館は2001年。作品の展示の他、教育普及活動にも熱心です。別館では、フランスの彫刻家、フランソワ・ポンポンのアトリエが再現されています。建物の周辺は広い芝生や彫刻作品が設置された「彫刻の小径」という散策路があり、展覧会以外の楽しめる要素が多いのも人気です。
〒374-0076 群馬県館林市日向町2003 -
アーツ前橋
(Arts Maebashi)前橋市の芸術・文化活動の支援・振興施設として2013年にオープンしたのがアーツ前橋。館名は多様で上質な芸術文化をイメージした「arts」を意味していて、「創造的であること」「みんなで共有すること」「対話的であること」の3つを活動のコンセプトとしています。印象的なシンボルマークは、前橋市の「前」とアルファベットの「M」をモチーフに作られました。エントラスは建物の西側と南側にあり、全7室のギャラリーがあります。その他、ミュージアムショップ「mina」(ミーナ)やカフェ「ROBSON COFFEE」(ロブソンコーヒー)、アーカイヴなどがあり、展覧会などを見なくても利用が可能です。
〒371-0022 群馬県前橋市千代田町5-1-16 -
ハラ ミュージアム アーク
(Hara Museum Arc)ハラ ミュージアム アークは1988年、群馬県渋川市・榛名山麓の高原に原美術館の別館として開館しました。磯崎新の設計による黒い色調で統一されたシャープなフォルムの建築は、周囲の豊かな緑に映える佇まいを見せています。内外の優れた現代美術を収集した「原美術館コレクション」によるテーマ展示や企画展を開催するほか、2008年に増築した特別展示室「觀海庵」では、東洋古美術の「原六郎コレクション」を中心に紹介しています。さらに、ワークショップや講演会などの教育普及プログラムに加え、開架式収蔵庫(現代美術)では専門家に調査研究の機会を提供する一方で、愛好家には日時限定の「開架式収蔵庫ツアー」が好評を博しています。都心に位置する原美術館とは対照的に、日帰り圏内の高原リゾート地にあるハラ ミュージアム アークは、隣接する伊香保グリーン牧場や車で5分の伊香保温泉とあわせて、休日のひとときを過ごすのに最適な場と言えるでしょう。
〒377-0027 群馬県渋川市金井 2855-1