九州・沖縄 福岡の美術館(4件)
-
九州国立博物館
(Kyushu National Museum)九州国立博物館は、東京・京都・奈良に次ぐ4番目の国立博物館として、2005年10月16日に開館しました。
東京・京都・奈良の3つの国立博物館が美術系博物館であるのに対して、九州国立博物館は歴史系博物館として設立。九州がアジア各地との重要な交流の拠点であったという歴史的背景を踏まえて、縄文時代から近世までのさまざまな歴史にまつわる品を収蔵・展示しており、日本の歴史や日本と大陸との交流の様子をうかがい知ることができます。
博物館の1階には、オープンカフェとミュージアムショップがあるほか、五感で楽しむ無料の体験型展示室「あじっぱ」があります。あじっぱに入ってすぐの空間には、日本の歴史の中で交流のあったアジアの国々の屋台が並び、各国の伝統的な衣装や生活用品、おもちゃなどを紹介しています。〒818 - 0118 福岡県太宰府市石坂4 - 7 - 2 -
福岡県立美術館
(Fukuoka Prefectural Museum of Art)福岡市の繁華街、天神に建つ美術館で、高島野十郎や坂本繁二郎など福岡にゆかりのある作家の作品を中心に収集・展示。主に近代から現代絵画を収蔵している一方、久留米絣や九州古陶磁といった手工芸品のコレクシュンも収蔵しています。
図書館と美術ギャラリーの併設施設として、1964年にオープンした福岡県文化会館が現在の美術館の前身。設計は建築家、佐藤武夫。その後、全面改装を行い、1985年11月に福岡県立美術館としてリニューアルオープンしました。
天神の須崎公園の中にあり、繁華街とは思えない緑豊かで静かな環境。図書館では、美術に関する図書約3万冊や最新の雑誌等が閲覧できます。また、個展からグループ展まで、展覧会を開催する場所として展示室を提供していて、近年はワークショップやイベントも多彩に展開しています。〒810-0001 福岡市中央区天神5丁目2-1 -
北九州市立美術館
(Kitakyushu Municipal Museum of Art)1974年、西日本における公立美術館の先駆けとして設立。西日本出身の作家の作品を中心に、日本と海外の近現代アート作品を収蔵。設計は大分出身の建築家、磯崎新。グリッドを基調にしたデザインで、正面から二本の筒が飛び出し、左右に比翼が伸びたユニークな形をしていて、公共建築百選に選定されています。
九州大学の国文学者、田村専一氏が所有していた約1300点もの浮世絵が、没後に一括寄贈されたことでも有名。葛飾北斎、喜多川歌麿、歌川広重らをはじめ、見ごたえのある浮世絵コレクションを収蔵することに。
北九州市立美術館は全国で初のボランティア制度を導入し、来館者に対する作品解説をしていることでも知られています。また、実写映画「デスノート」の美術館のシーンや、「図書館戦争」のロケにも利用されました。
本館とは別に、小倉北区のリバーウォーク北九州内に分館もあります。〒804-0024 北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21番1号 北九州市立美術館 本館・アネックス -
出光美術館
(Idemitsu Museum of Arts)福岡・門司にある出光美術館は、出光興産の創業者、出光佐三とゆかりの深い門司港レトロ地区に出光コレクションを展示する美術館として、2000年に開館しました。
開館当初は出光の倉庫跡を改装したものでしたが、2015年に展示スペースを拡張する全面改装を行い、2016年にリニューアルオープン。モダンなレンガ調の外観は、門司レトロ地区の新たな顔として親しまれています。
年間4〜6回の展覧会を開催しており、展覧会の内容は日本の書画や中国と日本の陶磁器が中心。なお、美術館と同じ敷地内には、出光佐三の生涯の軌跡を紹介する「出光創業史料室」も併設しています。〒801-0853福岡県北九州市門司区東港町 2-3