イケムラレイコ
Leiko Ikemura1951年-
彼女の作品は絵画、彫刻、ドローイング、水彩、版画、写真と多岐に渡っており、またそこに現れる表現も年代とともに移り変わっています。
新表現主義がヨーロッパを旋風していた80年代には荒々しくユーモアのある作品が多く、幾つもの実験的な試みを行っています。
しかし90年代になると彼女の作品には小さな動物や無垢な少女たち、母と子、木々や山と一体化した人物など、穏やかで神秘的な世界観が表れます。
2011年に東京国立近代美術館と三重県立美術館で開催された「イケムラレイコうつりゆくもの」展が開催され、長きにわたりヨーロッパで活動してきた彼女らしい独創的な作品の数々が高い評価を得ています。
1991年からはベルリン芸術大学の教授となり、また2008年にはアウグストメシェンデの都市賞をドイツで受賞するなど、ヨーロッパでも日本を代表する作家として確固たる地位を築いています。
1951年 三重県津市に生まれる。
1991年 ベルリン芸術大学教授となる。
2008年 アウグストメシェンデの都市賞受賞。