大竹伸朗

Shinro Otake        
1955年-
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国籍
日本
 
アーティスト解説
大竹伸朗は世界的に活躍する現代アーティスト。現代美術のみならず、デザイン、絵本や小説、エッセイ集の刊行、音楽活動などあらゆるジャンルで活躍するアーティストです。武蔵野美術大学造形学部油絵学科で学んだ大竹は、在学中より北海道、ロンドン、香港などに滞在、興味の赴くまま自由に様々な文化を吸収します。卒業後本格的に作家活動を開始し、1982年に初めての個展開催。以降、音楽活動、デザイン、出版とエネルギッシュに活動を展開していきます。大竹作品の特徴は、過去と現在、古いものと新しいもの、自然物と人工物、かけ離れた異物同士を組み合わせて混ぜ合わせ、文字通り「スクラップ」したような、不思議な歪みと混沌のエネルギーにあります。代表作は、香川県直島にオープンした公共浴場の直島銭湯「I?湯」、様々な色彩の印刷物・鉄パイプ・廃材・プレハブ小屋・トレーラーをひとつにぐしゃっとまとめたような「モンシェリー:スクラップ小屋としての自画像」、休校中の女木小学校の中庭に設置された、廃墟の中に植物が根を伸ばし絡み合い一体化してしまったような「女根/めこん」など。子供向け絵本の「ジャリおじさん」「んぐまーま」も、ページを開けば中からは、混沌としてエネルギッシュな生命力に充満する世界が、まさに溢れ出してくるよう。大竹の音楽活動、「JUKE/19」や「パズルパンクス」のノイズミュージックも併せて聴けば、把握しきれない大竹の芸術の渦の中に、全身で巻き込まれていきそうです。
経歴

    1955年 東京都に生まれる。

    1974年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科入学。直後、1年間休学して北海道生活をする。

    1977年 1年間休学してロンドンに滞在。

    1980年 武蔵野美術大学油絵科卒業。2度目のロンドン滞在。ノイズバンド「JUKE/19」結成、自主制作でアルバムを発売。

    1986年 初の画集「《倫敦/香港》一九八〇」を出版、同書の豪華版が同年の造本装幀コンクールで日本書籍出版協会理事長賞(豪華本部門)を受賞する。

    1988年 第23回造本装幀コンクールで全日本製本工業組合連合会会長賞(豪華本部門第1位)受賞。ライプチヒ造本コンクール銅賞受賞。

    1989年 ニューヨーク州のミレイ・コロニーに滞在し制作活動。「CANVASISM展」のカタログがニューヨークのADC第3回国際展で優秀賞を受賞。

    1994年 絵本「ジャリおじさん」が第43回小学館絵画賞を受賞。

    1995年 「ボアダムズ」のヤマタカEYEと出会い、ユニット「パズルパンクス」を結成。絵本「ジャリおじさん」が95ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ金牌を受賞。

    1996年 「JUKE/19」の全アナログ盤がCD化。

    2001年 「武満徹 SONGS」でADC賞を受賞。

    2014年 「大竹伸朗展 ニューニュー」ほかの成果により、第64回芸術選奨文部科学大臣賞美術部門受賞。