アニミタス(小さな魂)

Animitas (small soul)

クリスチャン・ボルタンスキー

作品解説
『アニミタス(小さな魂)』はクリスチャンボルタンスキーがチリで撮影した映像作品で、小さな祭壇にコカコーラの瓶に造花や十字架が架けられています。アニミタスとはスペイン語で「小さな魂」という意味です。この事故があったと思われる場所はボルタンスキーに死を感じさせ、それを撮影したこの作品はまるで死の余韻がその場に残っているようです。彼は一貫して芸術作品のテーマを”名もなき人びとの「生」と「死」”をしており、記憶を留めておくための芸術作品を製作しています。この作品はボルタンスキーの個展「アニミタス-さざめく亡霊たち」として東京都庭園美術館で公開されました。彼は東京都庭園美術館を訪れた際「ここで生きてきた人々の亡霊にあふれている」と感じたと言います。
制作年
2014年
素材/技法
映像
制作場所
チリ
所蔵美術館