ひまわり

sunflowers

エゴン・シーレ

作品解説
20世紀を代表する画家エゴンシーレはウィーン分離派の第一人者であったグスタフクリムトから多くの影響を受けたことで知られていますが、この「ひまわり」ではフィンセント・ファン・ゴッホからインスピレーションを得ています。またクリムトもひまわりを描いています。フィンセント・ファン・ゴッホは存命中は無名でしたが、死後は人気が高まり、20世紀の初めにウィーンの美術館で展示されて以来ウィーンの画家に大きな影響を与えました。エゴンシーレが自分の作品に落とし込んだ「ひまわり」はゴッホのものとは似て異なっています。どのひまわりも下を向いており、枯れかけています。夏が終わり最盛期を過ぎたひまわりをあえて描いたのはエゴンシーレらしいと言えます。
制作年
1911年
素材/技法
水彩、紙
制作場所
オーストリア