瀟湘八景図屏風

Eight Views of Xiao and Xiang

長谷川等伯

作品解説
等伯50代半ば頃の作品とされ、広大な景観の中に瀟湘八景のモチーフが描かれています。瀟湘とは、中国湖南省を流れる二つの河の名前に基づく地名で、この景勝地で北宋時代の画家・宋廸が八通りの画題を選び、絵画化したのが瀟湘八景の始まりです。等伯の描くモチーフからは瀟湘八景の古典をよく学んだ様子が窺えますが、その筆致は力強く、等伯ならではの個性を示しています。
制作年
16世紀
素材/技法
紙本墨画淡彩 六曲一双
制作場所
日本
所蔵美術館
ジャンル