須佐之男命厄神退治之図

Susano'o-no-Mikoto Subdues the Plague Demons

葛飾北斎

作品解説
「須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみこと やくじんたいじのず)」は、北斎が86歳の時に描いた肉筆画で、いまの東京都墨田区にある牛嶋神社に奉納されたものです。須佐之男命とその従者の前に15体の厄神がひざまずき、二度と悪さをしないように証文を書かされている様子が描かれています。幅2m76cm、縦1m26cmという巨大な絵馬でしたが、残念ながら大正12(1923)年の関東大震災で焼失しました。けれど、当時の美術雑誌に掲載された白黒写真の画像が残っており、これを元に凸版印刷が復元を試み、完成した作品は「すみだ北斎美術館」で常設展示されています。
制作年
1845年
素材/技法
大絵馬(白黒写真を基に推定復元)
制作場所
不明
所蔵美術館
ジャンル