三十六歌仙図屏風

伊藤若冲

作品解説
ユーモラスな表情が楽しい「三十六歌仙図屏風」。三十六歌仙は、十一世紀の初めに藤原公任が編集した「三十六人撰」に選ばれた歌聖です。六歌仙を描いた「六歌仙図押絵貼屏風」もユニークなおかしみを湛えていますが、こちらの「三十六歌仙図屏風」はさらに飄逸で、まるで日本の黎明期の漫画のよう。三十六歌仙がシャボン玉を吹いていたり、口に筆をくわえて書いていたりと、みな楽しげです。
制作年
1796年
素材/技法
紙本墨画 一二幅
制作場所
日本
所蔵美術館
ジャンル