月の降る森

The moonlit forest

船越桂

作品解説
『月の降る森』は舟越桂の2012年の作品です。1980年代~1990年代は写実的で素朴な像、1990年代初め~2000年代初めはシュルレアリスム的要素が入る像、2000年代初めは以前にも増して独特の世界観が広がり、さらに舟越桂の作品は2003年からは裸体が主となります。それまで上半身のみ制作し、特に頭部に集約されてきた自身の表現を他の身体のパーツにも表現するようになります。物心ついたときから西洋美術や石膏像などを見て育ち自分も彫刻家になるのだろうと考えていたという彼は、ミケランジェロや運慶、さらにはエジプト彫刻にも注目し、自分の作品に落とし込んでいます。
制作年
2012年
素材/技法
楠に彩色、大理石
制作場所
日本
所蔵美術館
    メナード美術館
ジャンル