サブウェイ・ドローイング

Subway drawing

キース・ヘリング

作品解説
『サブウェイ・ドローイング』はキース・へリングによって80年代前半に地下鉄の広告板の空きスペースに描かれた作品です。キース・へリングは、80年代のグラフィティー・アートの代表的存在で31歳でエイズでなくなっています。黒いボードに白チョークを使って描く作品はいつも同じ人型のシルエットですが、ここに描かれた人間は妊娠しているようです。頭上には子供のシルエットも描かれていて、まるで二人が子供の誕生を待ちわびているようです。彼の地下鉄の作品が人気を得たのはこうしたリズミカルでわかりやすいグラフィティだったからで、近年ではファッションブランドとのコラボレーション商品が若者の間で人気となり作品も見直されるようになりました。
制作年
1980-1985年
素材/技法
チョーク・黒板
制作場所
ニューヨーク
所蔵美術館
    個人蔵
ジャンル