犬(雪月花のうち”雪”)

DOG(flower)

会田誠

作品解説
「犬(雪月花のうち”雪”)」は1998年に描かれた会田誠による作品です。この作品の2年前に「犬(雪月花のうち“月”)」、そして5年後には「犬(雪月花のうち“花”)」が描かれました。これらは会田誠の「犬」シリーズと言われています。このシリーズで描かれている少女たちは手は手首より先、足は膝から下が無く、包帯からは血が滲んでいます。犬のように首輪を付けられ、鎖で繋がれている彼女たちの表情からは服従や屈辱といった表情は全くありません。汚れを知らない無垢な少女の最終的な行き着く先なのかもしれません。
制作年
2003
素材/技法
岩顔料、アクリル絵具、和紙、パネル
制作場所
日本
所蔵美術館
    渡井康之介氏
ジャンル