犬(雪月花のうち“月”)

DOG(Snow)

会田誠

作品解説
「犬(雪月花のうち“月”)」は1996年に描かれた会田誠による作品です。この作品の2年後に「犬(雪月花のうち”雪”)」、そして5年後には「犬(雪月花のうち“花”)」が描かれました。これらは会田誠の「犬」シリーズと言われています。このシリーズで描かれている少女たちは手は手首より先、足は膝から下が無く、包帯からは血が滲んでいます。背景にある大きな月の前で、空を見上げて物思いに耽る少女が描かれています。他の犬シリーズの少女たちは皆笑顔であるのに対して、この作品の少女だけは物悲しげな表情を浮かべています。
制作年
1998
素材/技法
岩顔料、アクリル絵具、ちぎり絵用の和紙、和紙、パネル
制作場所
日本
所蔵美術館
    個人蔵
ジャンル