雪中の狩人

The Hunters in the Snow

ピーテル・ブリューゲル

作品解説
『雪中の狩人』は6つの絵からなる連作月暦画の一つであり、この絵画は冬の暦に当たる作品です。ピーデル・ブリューゲルはベルギー生まれで、北方ヨーロッパルネサンス期を代表する画家です。この連作はアントワープの銀行家であったニクラース・ヨンゲリングの注文で製作されています。左手前には狩人たちが描かれる一方、山を下った遠くの湖ではスケートを楽しむ人々の様子が細かく描かれています。ピーデル・ブリューゲルは1552年から1553年の間にアルプスへ赴いており、その際の山々のスケッチをもとに描いています。彼はこのように絵の細部までこだわって描いた作品が多く、見る者をじっくり楽しませてくれます。
制作年
1565年
素材/技法
キャンバス、油彩
制作場所
ベルギー
所蔵美術館