バベルの塔

The Tower of Babel

ピーテル・ブリューゲル

作品解説
『バベルの塔』はピーテル・ブリューゲルによって描かれた作品の中で最も有名な作品だと言えるでしょう。1563年に製作された『バベルの塔』は旧約聖書の物語の場面です。ブリューゲルが描いた『バベルの塔』は2種類あり、絵のサイズで区別されています。1563年製作のこの作品『大バベル』は美術史美術館、1565年の製作の『小バベル』はボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館にあります。この作品に描かれた『バベルの塔』はイタリア・ローマのコロッセオをモデルにしていますが、他の画家が描いた『バベルの塔』の形は四角形のイラクのジッグラトをモデルとしたものが一般的です。しかしーテル・ブリューゲルの『バベルの塔』が大変有名であるため『バベルの塔』といえばだれもがこの形の塔を想像します。
制作年
1563年
素材/技法
油彩パネル画
制作場所
ベルギー
所蔵美術館