農夫と鳥の巣取り

The Peasant and The Bird Thief

ピーテル・ブリューゲル

作品解説
『農夫と鳥の巣取り』は1568年のピーデル・ブリューゲルの作品です。ネーデルラントの「鳥の巣がどこにあるかを知っているものは知識を持つが、それを取るものは巣を持つ」ということわざを絵に表したものです。「木によじ登って鳥の巣を盗もうとしている男の方が利口で、それを見逃し通り過ぎる男は賢くない」ということになります。またこの作品の農夫のポーズは、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作『洗礼者聖ヨハネ』が天を指すポーズと酷似しており、ピーデル・ブリューゲルの『農夫と鳥の巣取り』は洗礼者聖ヨハネを意識して描いたパロディ的作品であるという意見もあります。
制作年
1568年
素材/技法
油彩パネル画
制作場所
ベルギー
所蔵美術館