キリスト降架

The Descent from the Cross

ピーテル・パウル・ルーベンス

作品解説
『キリスト降架』は1612年から1614年にフランドル画家ピーテル・パウル・ルーベンスによって描かれたイエスの亡骸が降ろされる場面の三連祭壇画です。この絵画は現在ベルギーのアントワープ大聖堂に飾られていますがもともとはアントウェルペン大聖堂の火縄銃手組合礼拝堂のために発注されました。日本ではフランダースの最終回に出てくる絵画として有名です。ネロは死ぬまでに一度このピーテル・パウル・ルーベンスの『キリスト昇架』『キリスト降架』を見てみたいと願い、パトラッシュとともにこの教会で亡くなります。『キリスト降架』はその大きさとルーベンスの臨場感ある見事な筆遣いに圧倒されます。ダイナミックな構図に強烈な光と影のコントラストはまさにバロックを代表する作品と言えます。
制作年
1612年 - 1614年
素材/技法
油彩
制作場所
アントワープ
所蔵美術館
    アントワープ大聖堂|ピーテル・パウル・ルーベンス
ジャンル