聖母被昇天

Assumption of the Virgin Mary

ピーテル・パウル・ルーベンス

作品解説
『聖母被昇天』は1626年頃に制作された高さ490cm、幅は325cmの大作です。アントワープ大聖堂に展示されています。アントワープ大聖堂は『フランダースの犬』の最後のシーンに登場する境界で、ここには『聖母被昇天』のほか『キリスト降架』『キリスト昇架』『キリストの復活』といった名作の数々が並んでいます。聖母マリアが天使たちに囲まれて雲に乗り天に昇っていく姿がなんとも神秘的です。地上には聖人や使徒たちが聖母マリアが昇天していく様子を眺めたり、墓石を覗き込んだりしています。赤い衣服を着ている女性はルーベンスの最初の妻、イザベラです。この作品の完成後間もなく亡くなったため書き加えたのだと言います。
制作年
1626年
素材/技法
油彩
制作場所
アントワープ
所蔵美術館
    アントワープ大聖堂
ジャンル