アマゾンの戦い

The Battle of the Amazons

ピーテル・パウル・ルーベンス

作品解説
『アマゾンの戦い』はギリシャ神話の物語を題材にした作品で、1618年から20年頃にピーテル・パウル・ルーベンスによって描かれました。アマゾンとは女のみで構成される部族であり、伝説の最強の戦士たちです。ギリシャとアマゾンは対立しており、この作品は女部族アマゾンの軍勢とギリシア軍による戦闘の場面を描いています。軍神マルスを祖先とする神話上の女部族アマゾンは弓の名手としても知られています。本作は瞬間的な運動性に溢れたバロックの要素を取り入れており、また本作は現存していないティツィアーノによる『カドーレの戦い』に基づき描かれたとされています。現在はミュンヘンのアルテ・ピナコテークに所蔵されています。
制作年
1618-20年頃
素材/技法
油彩、キャンバス
制作場所
アントワープ
ジャンル