花輪の聖母

Madonna in the Garland

ピーテル・パウル・ルーベンス

作品解説
『花輪の聖母 』はルーベンスの良き友人であったヤン・ブリューゲルが花かごを描き、ルーベンスが人物を描いた共同作品です。ルーベンスが当時のアントウェルペンで活動していた他の画家との共作によって制作した作品は他にもありますが、この作品はそれぞれの画家の得意とするジャンルを巧みに描き分けた作品であると言えます。ヤン・ブリューゲルは『ビロードのブリューゲル』とも言われていて、フランドル画家の巨匠ピーテル・ブリューゲルの次男でした。動物画を得意としたフランス・スナイデルスとの共同作品も残しています。この作品はミュンヘンのアルテ・ピナコテークで見ることができます。
制作年
1620年頃
素材/技法
油彩、板
制作場所
アントワープ
ジャンル