自分自身の純潔に獣姦される若い処女

young virgin auto sodomized by the horns of her own chastity

サルバドール・ダリ

作品解説
「自分自身の純潔に獣姦される若い処女」は、ダリが数少ない達人の一人に数える画家である、ヨハネス・フェルメールの「レースを編む女」に刺激されて描いた作品で、フェルメールの作品を前に置きながら模写しようとしたそうですが、完成した作品はサイの角の尖端と、女性の尻と、フェルメールの「レースを編む女」のダブル・イメージで描かれ、フェルメールとはかなり違う作品のように見受けられます。ダリはフェルメールが描いたレースを編む女の、指先は針へ集中しているが、実際に絵画上に縫われている部分は見えないようになっているという構図の、焦点の当て方を模写しようとしていたようです。また、この作品はダリの妹であるアナ・マリアが、「妹が見たサルバドール・ダリ」でダリの真実を暴露し、自分を否定的に書いたことに対して、1925年に同じ構図で描いたマリアをモデルとした「窓辺の少女」の発展バージョンとして復讐のために制作した作品とも言われています。
制作年
1954年
素材/技法
キャンバスに油彩
制作場所
不明
所蔵美術館
    プライベートコレクション