舞楽図屏風

Bugaku Dance

俵屋宗達

作品解説
『舞楽図屏風』は重要文化財に指定されている俵屋宗達の作品です。京都の醍醐寺で見ることができます。2曲1双で制作されていて、著名には「法橋宗達」とあります。「法橋」とは日本において僧侶に対し与えられた位階のことで、朝廷が絵師である俵屋宗達にこの位を与えたのは異例のことでした。当時俵屋宗達はそれだけ一流の絵師とみなされていたのです。この後尾形光琳なども「法橋」の位を受けますが、絵師の最高位とみなされるようになりました。『舞楽図屏風』は5つの有名な舞楽演目を描いた作品で、絶妙な空間的構成、宙を舞うような人物の配置は独特ですがデザイン性に優れており、俵屋宗達の想像力の豊かさ、美的感覚の高さを感じさせます。
制作年
17世紀
素材/技法
紙本金地着色
制作場所
日本
所蔵美術館
    醍醐寺
ジャンル