飼われたる猿と兎

Monkeys and Rabbits

竹内栖鳳

作品解説
猿は利口ですが、その分自分を過信して、遠いところにある柿に手を伸ばすのですが、落としてしまって飢えてしまいます。地に足ついた兎は、落ちている柿を食べてお腹いっぱい。眠くなってしまいます。まるで本物が目の前にいるような描写ですが、実際、栖鳳は自宅で猿も兎も飼っていたそうです。なるほどの写実性ですね。
制作年
1908年
素材/技法
彩色絹本
制作場所
京都
ジャンル