長岡の花火

Fireworks in Nagaoka

山下清

作品解説
「裸の大将」「放浪の画家」と呼ばれた山下清の最高傑作『長岡の花火』は28歳の時の作品です。彼は軽い知的障害と言語障害を持っていたため養護施設の学園にあずけられましたが、突然姿を消し放浪を始めます。しかし絵を描くために放浪していたわけではなく、日本中をただ旅して回りました。彼は驚異的ともいえる記憶力の持ち主で、学園に戻った後その旅先で目にした景色を次々と作品にしていきました。色紙をちぎって点描派風に貼ってつくった作品を高く評価され、「日本のゴッホ」とも呼ばれました。1958年には山下をモデルにした映画『裸の大将』が制作されたことで知名度がさらに上がり、国民的に愛される画家となりました。
制作年
1950年
素材/技法
貼り絵
制作場所
日本
所蔵美術館
    個人蔵