「愛はとこしえ」シリーズ
Love Forever
草間彌生
作品解説
2004年から3年間にわたって描かれたモノクロームのドローイングが「愛はとこしえ」のシリーズです。全部で50点のこのシリーズ、2017年にオープンした草間彌生美術館の2階に27点が展示されています。壁を埋めるこの連作は、まるで部屋と同化して鑑賞者を取り囲むかのようです。これらの作品は、フリーハンドで描いたドローイングをシルクスクリーン技法で版画にしていったもの。おびただしい点と線の連続・連鎖、目で埋め尽くされた女性の横顔、水玉模様などが画面を埋め尽くします。抽象的な図柄の中に、ところどころ可愛らしいキャラクターも登場。画面を詳細に眺めれば眺めるほど、草間のイマジネーションの世界から抜け出せなくなるような魅力のある作品群です。
制作年
2004年-2007年
素材/技法
シルクスクリーン
