屈原

Qu Yuan

横山大観

作品解説
屈原(くつげん)は1898年に制作された横幅が3メートルにもおよぶ大作で、中国の愛国主義の象徴であった屈原が描かれています。その堂々たる姿と険しい表情は師である岡倉天心の心情を重ねたと大観は後に回想しており、東京美術学校を追われた岡倉天心の無念さと何事にも屈しない意志が屈原と重ねて表されています。また、1942年に傅抱石が描いた屈原は大観の作品が参考になっているとされています。
制作年
1898年
素材/技法
絹本着色
制作場所
東京
所蔵美術館
    厳島神社
ジャンル