ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館
Museum Boijmans Van Beuningen
オランダのロッテルダムとえば、第二次世界で被害を受けオランダでも近代建築の多い街。ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館はそんな中にある美術館で、中世ヨーロッパ美術から近代美術までの美術を所蔵しています。その設立は、フランツ・ヤコブ・オットー・ボイマンスが1841年にコレクションをロッテルダムに寄付したこと。その後、1958年にはダニエル・ジョージ・フォン・ベーニンゲンが自身のコレクションを寄付し、2人の名前を合わせて「ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館」という名前になりました。この美術館でもっともよく知られているのが、ブリューゲルによる「バベルの塔」。専門家によっては、ウィーンのものより高評価をつけている人もいます。全体的には質が高い佳作が多く、北方ルネサンスから17世紀黄金期のオランダ絵画、近現代の名作を見ることができます。そのほか、ダリやマグリットを前面に出した現代絵画や彫刻庭園も必見。また、さすが実直な博物館と言いましょうか、フェルメールの贋作《エマオの食事》(ハン・ファン・メーヘレン作)も、後世への戒めとして、一般に公開されています。
- 開館時間
- 火曜日~日曜日:11:00-17:00
- 定休日
- 月曜日
- 入館料
- 大人:€ 20,00 18歳以下:無料 大学生:€ 11,25 Museum Card、あるいは Rotterdam Pass保持者:€2.50
- TEL
- 31 10 4419 400
- URL
- https://www.boijmans.nl/en (英語サイトあり)
- 住所
- Museumpark 18-20 3015 CX Rotterdam
- 地図
- 所蔵作品
- 『放蕩息子』 (1490-1505) ヒエロニムス・ボス 『バベルの塔』 (1563) ピーテル・ブリューゲル[1] 『少年と犬』 (1565) ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 『にせ医者』 (1652) ヘラルト・ドウ 『漁師の家、ヴァランジュヴィル』 (1882) クロード・モネ 『花咲くリンゴの木下の二人の少女』 (1905) エドヴァルド・ムンク 『赤いモデル』 (1937) ルネ・マグリット Shirley Temple, The Youngest, Most Sacred Monster of the Cinema in Her Time 1939 by サルバドール・ダリ