ブノアの聖母

Madonna Benois

レオナルド・ダ・ヴィンチ

作品解説
『ブノアの聖母』は『花と聖母子』とも呼ばれ、レオナルドが1478年10月から制作を開始したと記録されている2点の聖母子像のひとつだと考えられています。この作品は、ダ・ヴィンチが独り立ちして最初に描いた作品とされ、大英博物館が収蔵している習作と『ブノアの聖母』そのものから、ダ・ヴィンチが視覚理論を用いていたことがわかります。ここではマリアに抱かれた幼児キリストは、母マリアの手によって視線を花に導かれています。この作品は多数の画家が模倣していて、例えばラファエロの『カーネーションの聖母』(1506年 - 1507年頃)も、『ブノアの聖母』の影響を受けた作品といわれています。『ブノアの聖母』は1914年以来、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館が所蔵しています。
制作年
1478年
素材/技法
キャンパスに油彩
制作場所
ミラノ