両国花火(名所江戸百景)

Fireworks at Ryôgoku, from the Series One Hundred Famous Views of Edo

歌川広重

作品解説
"「両国花火(りょうごくはなび)」は広重の名所絵シリーズ「名所江戸百景」の1図です。|両国橋は隅田川を挟んで武蔵と下総の二国に架けられた橋であることからその名がつけられ、橋の近辺は両国と呼ばれました。|両国は江戸有数の繁華街で、見世物や芝居のほかに屋台店も立ち並び、昼も夜もなくにぎわいました。|江戸時代は花火の技術が発展した時代でもあり、絵には大輪の花火が描かれています。|橋の上や河原には大勢の見物客がひしめき、川には屋形船が何隻も出て、優雅に舟から花火を楽しんでいる見物客もたくさんいます。"
制作年
1858年
素材/技法
多色刷木版画
制作場所
江戸
所蔵美術館
    江戸東京博物館
ジャンル