If the Double Helix Wakes Up…

If the Double Helix Wakes Up…

村上隆

作品解説
「If the Double Helix Wakes Up…」は2002年に村上隆が描いた作品です。村上隆のキャラクターであるDOBくんがサイケデリックに描かれています。黄色と青の補色関係を巧みに使いこなし、一度観たら忘れられないインパクトがあります。縦250.2cm幅399.4cmの大作で、歪んだDOBくんはUFOのようにも見え、壮大な宇宙を感じます。すこしはなれて観ると、散らばっている円が目に見えてきて鑑賞者はだんだんと不気味で奇妙な感覚に襲われます。また、村上隆は「“ドラえもん”とか、セガの“ソニック・ザ・ヘッジホッグ”とか、当時日本のマンガやゲーム(のキャラクター)が、ようやく日本国以外でデビューしてきた時期とも重なり、戦略的ではなくて日本のアイコンというものがドメスティックなところから出てきている。これを自分なりに芸術にしようと思って、DOB君をデビューさせました」と語っています。
制作年
2002年
素材/技法
カンヴァスにアクリル、板で裏打ち