オーストリアの美術館(5件)
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美術史美術館
(Kunsthistorisches Museum)オーストリア・ウィーンにある美術史博物館。所蔵品は古代から19世紀までのヨーロッパ各地の美術品を収蔵しています。対になる向かい側の建物は自然史博物館。現在は組織上ウィーン大学の一部局です。コレクションを始めたのはマクシミリアン1世。それ以降、歴代の君主が集めた収蔵品が追加され、1659年には、世界初、コレクションの図版入りカタログまで制作されました。美術館は、1872年、フランツ・ヨーゼフ1世の命によって建築が始まりました。完成は1881年(1891年との説も)。ハプスブルク家の栄華がよくわかる豪華で繊細な内装で、世界でもっとも美しいというカフェもおすすめ。建物はまるで宮殿のようですし、階段ホールにはクリムトの壁画を見ることができます。Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien -
アルベルティーナ美術館
(Albertina)オーストリア・ウィーンの歴史的な中心街インネレシュタットに位置する美術館です。1776年、コレクションを創設したのはマリア・テレジア女帝の娘婿にあたるアルベルト・フォン・ザクセン・テシェン公爵。世界最大かつ重要な6万点に上る素描コレクションを含み、とりわけ名高いのはデューラーの「野兎」や「祈る手」、子供たちを描いたルーベンスの習作などです。更にシーレ、セザンヌ、クリムト、ココシュカ、ピカソ、ラウシェンバーグな どの名作が順次加わり、コレクションに厚みを加えています。美術館の建物はかつてのハプスブルク家のプライベートな宮殿。完全に修復された20室の豪華な部屋は、ハプスブルク時代のヨーロッパのきらびやかな文化を今に伝えてくれます。Albertinaplatz 1 1010 Vienna Austria -
セセッション館
(Secessionsgebaude)セセッション館は1898年、グスタフ・クリムトやコロマン・モーザーなどのウィーン分離派のアーティストたちによって建てられた展示会館です。分離派、英語読みでセセッションは、19世紀末のドイツ語圏で起こった芸術革新運動で、特に1897年ウィーンにおいてミュンヘン芸術家協会から分離し造形美術協会を結成した若い芸術家たちをウィーン分離派と呼びます。セセッション館は現在ではコンテンポラリーアートを専門とする世界で最も古い自主的なギャラリーのひとつに数えられ、実験的芸術のための自由な討論と芸術における主要的地位の確立の両方をミッションに掲げ、ウィーン分離派ビジュアルアーティスト組合のリードのもと、展示など様々な活動を展開しています。WienFriedrichstrasse 12 -
オーストリア・ギャラリー
(Osterreichische Galerie Belvedere)オーストリア・ウィーンのべルヴェデーレ宮殿は、ハプスブルク家に仕えた貴族オイゲン公が建てた夏の離宮。その上宮アッパーベルベデールに開設された絵画館がオーストリア・ギャラリーです。コレクションは、19世紀の世紀末芸術からウィーンにおけるアールヌーボー「ユーゲント・シュティール」の作品を中心に、中世・バロックから21世紀の作品まで広範に含みます。特に有名なのはグスタフ・クリムトとエゴン・シーレのコレクション。クリムト「接吻」やエゴン・シーレ「死と少女」など、彼らの代表作を所蔵しています。アッパーベルベデールは室内装飾も素晴らしく、色大理石で造られた大広間やオイゲン公を題材にした天井画など、17世紀ウィーンのきらびやかな文化も堪能できる美術館です。Prinz Eugen-Strase 27,1030 Vienna -
レオポルド美術館
(Leopold Museum)オーストリア・ウィーンの大規模な文化施設「ミュージアム・クォーター」の一角にあり、オーストリアの現代美術の膨大なコレクションを抱える美術館です。2001年、ルドルフとエリサベート・レオポルト夫妻により収集された5,000点以上のコレクションを基に、レオポルト美術館財団の管理のもと設立されました。コレクションんの中心は20世紀前半のオーストリアの美術作品で、グスタフ・クリムト、オスカー・ココシュカ、リヒャルト・ゲルストルらの主要な作品を含み、特にエゴン・シーレのコレクションは世界最大です。レオポルト美術館の展示から、オーストリアのウィーン分離派、ユーゲントスティル運動から表現主義への流れを見ることができます。Museumsplatz 1 im MQ, 1070 Wien