バベルの塔

The Tower of Babel

ピーテル・ブリューゲル

作品解説
ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館の『バベルの塔』はピーテル・ブリューゲルによって描かれた2つめの『バベルの塔』です。1563年に製作された『バベルの塔』はウィーンの美術史美術館にあります。旧約聖書の物語の場面です。この作品に描かれた『バベルの塔』はイタリア・ローマのコロッセオをモデルにしていますが、他の画家が描いた『バベルの塔』の形は四角形のイラクのジッグラトをモデルとしたものが一般的です。旧約聖書の「創世記」11章によればノアの洪水後から人間が増え、て天まで届く塔を建設し始めた傲慢な人間たちに神は怒り、人々の言語を乱し、通じない違う言葉を話させるようにしようとしたと言います。これにより人間は塔の建設をやめ、世界各地へ散らばりました。
制作年
1563年
素材/技法
油彩パネル画
制作場所
ベルギー