四季山水図

雪舟

作品解説
全長10メートルを超える長大な画面に四季の景観を展開させた作品で、毛利博物館所蔵の「山水長巻」に対し、こちらは「山水小巻」とも呼ばれます。筆法には中国南宋の画人夏珪の影響が見られ、堅固な構成と謹直な筆致が特色です。「山水長巻」に比べると幾分かの穏やかさが認められる筆づかいとなっており、雪舟晩年の作とする見方もあります。京都国立博物館が所蔵する重要文化財です。
制作年
室町時代・15世紀
素材/技法
一巻 紙本墨画淡彩
制作場所
日本
所蔵美術館
ジャンル