絵になる最初

Posing for the First Time

竹内栖鳳

作品解説
この作品は、はじめてモデルを任された女性が服を脱ぐ際に恥じらう瞬間を捉えたものです。モデルさんがたまたま恥じらったのを栖鳳が見て、アイディアを得たのだそう。このモデルが身を隠している衣装は、高島屋が『新製流行品』の中から選んでいます。つまり、高島屋の宣伝でもあったんですね。栖鳳はテキスタイルデザインにも協力していて、『栖鳳絣』という型友禅も人気があったそうです。ちなみに背景にある襖は栖鳳自身が所有していたもので、雲母が使われているそうです。こちらも、高島屋で類似品が売られたとか。ジヴァンシーとオードリーヘップバーンみたいな感じがしますね。
制作年
1913年
素材/技法
絹本着色
制作場所
京都
所蔵美術館
ジャンル