宮本武蔵の鯨退治

Huge whale and Musashi Miyamoto

歌川国芳

作品解説
"「宮本武蔵の鯨退治」は3枚続きの作品で、3枚の画面いっぱいに波に乗る大きな鯨が描かれており、中央の絵の中ほどでは、危なげなく鯨の背にまたがった武蔵が鯨に剣を突き立てています。|この構図は宮本武蔵の修行時代の伝説からヒントを得たもので、現実にあった出来事ではありませんが、荒れ狂う海と暗雲が立ち込める空の描写にはリアリティと迫力があふれており、武蔵の体は小さいながらも自信に満ちたている様子がその表情と体の動きから感じ取れます。"
制作年
1848年 - 1853年
素材/技法
多色刷木版画
制作場所
江戸向島(花街)、現在の墨田区
所蔵美術館
    個人所蔵
ジャンル