禽獣図会 大鵬 海老

Phoenix and lobster / Birds and Beasts

歌川国芳

作品解説
"「禽獣図会 大鵬 海老(きんじゅうずえ たいほう えび)」は、神獣を題材にしたシリーズ「禽獣図会」の1図です。|背景を荒ぶる波で埋め尽くすという国芳得意の構図で、画面の大半を占めているエビの姿はそのひげ1本までがていねいに描かれており、圧巻の迫力です。|一方、中国に伝わる伝説の巨鳥・大鵬のすがたも、羽の色によって質感を変える細やかな描写で、羽を大きく羽ばたかせ、くちばしを開いて舌を伸ばし叫んでいる様子はエビに負けない迫力があります。"
制作年
1839年 - 1841年
素材/技法
多色刷木版画
制作場所
江戸向島(花街)、現在の墨田区
所蔵美術館
    大英博物館
ジャンル