文覚上人(六様性国芳自慢 先負)
Not a Very Lucky Day (Kuniyoshi’s Analogies for the Six Conditions of Nature)
歌川国芳
作品解説
"「文覚上人(六様性国芳自慢 先負)(もんがくしょうにん(ろくようせいくによしじまん せんぶ))」は、滝に打たれる文覚のもとに不動明王の使いがやってきて、文覚の修行が成就するシーンを描いた作品です。|文覚の頭上では水が四方に激しく飛び散り、足元の水は波打ち渦をまいており、歯をむき出した文覚の表情からは滝の険しさと修行の厳しさがうかがえます。|国芳が亡くなる前年に描いた作品ですが筆力の衰えは感じられず、迫力に満ちたこの作品は国芳の代表作のひとつに挙げられます。"
制作年
1860年
素材/技法
多色刷木版画
制作場所
江戸日本橋