天竺徳兵衛

Tenjiku Tokubei

歌川国芳

作品解説
"「天竺徳兵衛(てんじくとくべえ)」は江戸時代に実在した商人で、嵐で異国の天竺へ流されて日本に戻ってきたことから、天竺徳兵衛と呼ばれています。|徳兵衛には数多くの伝説があり、江戸時代には多くのストーリーが歌舞伎化されましたが、徳兵衛は妖術を使う異国の謀反人という設定が中でも評判を呼びました。|この絵は、父親から蝦蟇(がま)の妖術を授かった徳兵衛が、父の大望を叶えようとする場面を描いたもので、おそらくは歌舞伎看板でしょう、巨大なガマガエルの姿がリアルで迫力満点です。"
制作年
1825年 - 1830年
素材/技法
多色刷木版画
制作場所
江戸日本橋
所蔵美術館
ジャンル