たとゑ尽の内

Out of all sorts of example

歌川国芳

作品解説
"「たとゑ尽の内(たとえづくしのうち)」は3枚続きの作品で、猫に関係する慣用句が描のポーズで表現されています。|全部で15匹の猫が描かれており、「猫をかぶる」や「猫に小判」などの今でもよく使う慣用句もあれば、最近ではめったに使わない珍しいものまで様々な「猫」が描かれており、猫好きじゃなくても楽しめる作品です。|「たとえ」には諸説がありますが、広く定着しているのは図の右上から以下の内容です。|猫の顔にかつお節、猫をかぶる、猫に小判、猫の尻に才槌、猫舌、猫背、猫顔、あってもなくても猫のしっぽ、猫叱るより猫を囲え、猫が顔を洗うと雨が降る、猫も食わない、猫に紙袋、猫と庄屋に取らぬはない。"
制作年
1852年
素材/技法
多色刷木版画
制作場所
江戸向島(花街)、現在の墨田区
ジャンル