原爆と医療 救護活動から医学調査へ
Information
会期 | 2022年3月25日〜2022年9月12日 |
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会場 | 広島平和記念資料館 |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 3月~ 7月/8:30~18:00 8月 /8:30~19:00(8月5日、6日は20:00まで) 9月~11月/8:30~18:00 |
休館日 | 会期中無休 |
住所 | 〒730-0811 広島県広島市中区中島町1-2 |
アクセス | ●JR広島駅から ・路線バス/所要時間:約20分 南口バスのりば8番から、広島バス24号(吉島)線「吉島営業所」または「吉島病院」行、「平和記念公園」下車すぐ ・観光循環バス「めいぷる~ぷ」/所要時間:約17分 新幹線口「めいぷる~ぷ」のりばから乗車、「平和公園前」下車すぐ(オレンジルート・グリーンルート・レモンルートも「平和公園前」を経由します。) ・市内電車/所要時間:約25分 広島港行(1号線)、「袋町」下車、徒歩約10分 江波行(6号線)、広電宮島口行(2号線)、 「原爆ドーム前」下車、徒歩約10分 ・タクシー/所要時間:約15分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://hpmmuseum.jp/modules/event/index.php?action=PageView&page_id=19 |
展示内容・解説
戦時下、医師をはじめとする医療関係者は、各種法令により戦争への協力を余儀なくされていました。医師たちは防空法に基づき空襲の際には救護活動に従事することとされ、アメリカ軍による日本本土空襲が本格化すると、警報発令の際には救護所で待機していました。
しかし、原爆投下により広島市内が壊滅的な被害を受けると、市内にいた医師の91%が罹災したと言われ、当初計画していた救護活動は困難となりました。それでも、生き残った医師たちは自らも傷を負いながら被災者の治療にあたりました。また、宇品にあった陸軍船舶司令部の所属部隊(通称「暁部隊」)や各地から駆けつけた救護班が救護活動を行ったほか、広島市の周辺地域でも病院や学校などで被災者を受け入れました。
投下から日が経つにつれ、治療にあたった医師たちは、嘔吐・発熱・下痢など放射線による症状に直面していきます。始めは投下された爆弾が原爆であることさえわからなかったものの、直後に行われた調査の結果から治療法が検討されていきました。
一方、アメリカでも原爆の人体への影響の調査を企図します。アメリカと日本の「合同」の形式をとった調査団が編成され、10月から11月にかけて広島で調査が行われ、翌年には報告書がまとめられました。
今回の企画展では、資料館の所蔵資料、当時撮影された写真、医師による記録などから、原爆と医療に関わる事項をたどります。設備も医薬品も十分ではない困難な状況で、被災者の治療と症状の解明に向き合った医師たちの苦闘に触れていただければと思います。
(公式HPより)