利形の守破離 -利休形の創造と継承-
Information
会期 | 2022年8月27日〜2022年12月25日 |
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会場 | 樂美術館 |
入場料 | 一般1,100円 大学生900円 高校生500円 中学生以下無料 障がい者手帳ご提示の方 500円/介助者(1名様まで)無料 |
開館時間 | 10:00~16:30 (入館は16時まで) |
休館日 | 月曜日 |
住所 | 602-0923 京都市上京区油小路通一条下る |
公式HP | https://www.raku-yaki.or.jp/museum/exhibition/forthcoming_exhibitions.html |
展示内容・解説
「利形の守破離」、「利形」とは千利休の美意識を基にした様式美、茶の湯の工芸のみならず、一般の工芸の基礎にもなるものです。それらは「利休形」とよばれ、棗、茶杓、風炉、釜、など、今日の茶道具のスタンダードとして親しまれてきました。特に茶の湯茶碗に於いて、樂家初代・長次郎の樂茶碗は「利休形」の典型とされ、茶碗の原点とも言うことができましょう。
しかし、確立された「形」は守り、継承するだけでよいのでしょうか……。
利休が提唱したとされる考え方に「守破離」という言葉があります。
それは、伝統の継承と創造に関わる「奥義」とも言うべきもの……。
「守」とは、伝統を守り継承する精神。
「破」とは、伝統様式を打破し新たな創造への挑戦。
「離」とは、「守・破」二様の葛藤や拘りを捨て
より自由な創造精神に至る道です。
「伝統とは決して踏襲ではなく、時代の中に新たに生き続ける創造精神です」
十四代覚入の残したこの言葉は、樂歴代の創作への心意気を端的に表すものです。
本展はそうした視点を元に、長次郎以後、樂歴代が時代の中で果たした創造的な作陶世界に焦点を当てます。
まさに「古きにまなび、新しきを知る」
きっと新たな発見に出会えることでしょう。
(公式HPより)