福岡道雄個展「ニッコリ笑っていきましょう」
Information
会期 | 2022年9月17日〜2022年10月21日 |
---|---|
会場 | ギャラリーヤマキファインアート |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 11:00 - 13:00 / 14:00 - 18:00 |
休館日 | 日・月曜日 |
住所 | 〒 650-0022 神戸市中央区元町通 3-9-5-2F |
アクセス | JR ・阪神 元町駅 西口より徒歩 1 分 |
公式HP | https://gyfa.co.jp/exhibition/michio-fukuoka-solo-exhibition.html |
展示内容・解説
ギャラリーヤマキファインアートでは、2022年9月17日(土)から 2022年10月21日(金)まで、「福岡道雄 ニッコリ笑っていきましょう」展を開催いたします。ギャラリーヤマキファインアートでの4年ぶり2回目となる本展では、同名の《もういいじゃないですかニッコリ笑っていきましょう》を中心に、未発表の60年代の貴重なドローイングや、福岡の代名詞として知られるFRP(繊維強化プラスチック)を用いた風景彫刻をご紹介いたします。
コロナ以後の新しい生活のなかで、私たちはこれまで以上に自他が発信する言葉に強い意味や力を敏感に感じ取るようになりました。福岡はそれを先駆けるように、60年代半ばから自身の気持ちを短い言葉で繰り返し記したデッサンを制作しており、イメージや印象が言葉となって他者に広がっていくことを、表現の一部に取り入れてきました。90年代後半には、FRPの表面を「何もすることがない」などの言葉で覆いつくす彫刻する2次的作品の連作にとりかかり、FRPを彫るハードでありながら単純にみえる作業の繰り返しと、素材がもつ石碑のような物質感のコントラストによって、日常と作品制作に対する自己批評に富んだ独自のユーモアに迫りました。福岡は期待感と失望感との間を揺れ動きながら、繰り返す言葉の先に、底抜けな明るさとむなしさを同時に表現しています。
変化し続ける感覚と価値観を通じて福岡の作品を眺めるとき、現在の私たちにどんな反応が起こるでしょうか。本展では、社会の移り変わりを鋭敏に感じ取って制作する福岡のユニークな足跡に、現在の新たな視点から迫ります。
(公式HPより)
アーティスト
- 福岡道雄