アートフェア

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アートフェアとは、美術商たちがひとつの会場に集まって自分たちが取り扱っている作品を展示する、アートの見本市です。会場の規模はさまざまですが、大きなものになると世界中からアートディーラーが集まってきます。

アートフェアは主に最新の現代アートを紹介するもので、1970年にスイスのバーゼルで始まったアートフェア「アート・バーゼル」が最初のアートフェアと位置付けられています。現在ではスイスのほかにマイアミビーチと香港でも「アート・バーゼル」が開催されており、アート・バーゼルには300以上の出店者が集まり、絵画、彫刻、写真、インスタレーション、ビデオアートなど、多彩なジャンルの作品を紹介しています。

そのほかにも、ドイツのケルンやフランスのパリ、アメリカのシカゴで開催されているアートフェアは特に規模が大きいことで有名ですが、日本でも2005年から東京で毎年4月に大規模なアートフェアが開催されているほか、現在では京都や福岡など日本各地で独自のテーマを掲げたアートフェアが開催されています。

アートフェアの当初の目的は、美術商たちが情報交換をしたり作品の売り買いをするためでしたが、会場にはアートディーラーだけでなくアーティストや一般人も入場できるので、最新のアートの動向をチェックする場としても利用されています。
また、個人でも作品を購入することができるため、アートフェアで気に入る作品を探す美術品コレクターも少なくありません。