大垣美穂子 UZU

会期終了

Information

 
会期2021年11月19日〜2021年12月24日
会場 KEN NAKAHASHI
入場料 無料
開館時間 水・木・金: 11:00 - 1900、 土・日: 11:00 - 17:00
休館日 月・火
住所 〒160-0022 東京都新宿区新宿3−1−32新宿ビル2号館5階
アクセス 新宿三丁目駅(都営新宿線、丸ノ内線、副都心線C1出口)より徒歩2分
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公式HP https://kennakahashi.net/ja/exhibitions/uzu

展示内容・解説

KEN NAKAHASHIでは、2021年11月19日(金)から12月24日(金)まで、大垣美穂子による個展「UZU」を開催いたします。

2020年の夏、大垣は沖縄に訪れた後、しばらく遠ざかっていた立体の制作を再開しました。戦時中全島で多くの命が失われた歴史のある沖縄。砂浜に打ち上げられた珊瑚の骨を発見し、その造形や色に触れ、戦争などの犠牲者への追悼の意を込めて、生命力や宇宙との連なりを新たな「UZU」シリーズで表現しました。

本展「UZU」では、新型コロナウィルス感染症の世界的蔓延が長期化する中で制作した、新作の立体作品6点を発表します。加えて、ドイツ時代の赤い色鉛筆のドローイングを、約17年ぶりに日本初公開いたします。 鑑賞者が霊柩車の内部に身を横たえ、死んだ後に見るビジョンとサウンド—誰もが語り得ない領域—を体験する《before the beginning–after the end #2 return to the source》(2003-2005)と同時期に制作した作品です。

大垣美穂子は1973年富山県生まれ。1995年に愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業。1996年からドイツ国立デュッセルドルフ・クンストアカデミーに留学。2004年に同大学を卒業し、ドイツで活動した後、2010年に拠点を日本に移し活動しています。 2013年、くも膜下出血を発症し、闘病期間を経て病を克服した大垣は、立体、インスタレーション、ドローイング、映像、パフォーマンスなど多岐にわたる表現方法によって、人間の生や死、老いについて、存在が抱える傷を悼むことについて真摯に向き合いながら制作活動を行なってきました。渦のように集合し、朧げなかたちを生み、そして儚く消滅していく大垣が紡ぎ出す小さな点や穴、光の粒は、人類史における苦しみ、悲しみ、痛み、喜び、嫉妬、怒り、愛などの複雑な感情を受け止め、存在の痛みを弔う空間へと鑑賞者を導いていきます。
(公式HPより)

アーティスト

  • 大垣 美穂子

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